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子どもの人権と少年法に関する特別委員会

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Part13「スペクトル」

プリズムを透かして眺めた、子どものこころ・・・おとなのこころ。
見捨てられた子、帰る家のない子、荒れる子、哀しむおとな、思いあがるおとな・・・
たくさんの色が織りなすこころのスペクトル

日 時 2006年9月9日(土)午後5時00分開演(4時30分開場)              
会 場 東京都児童会館 渋谷区渋谷1-18-24 地図はコチラ              
入 場 600名              
演 出 久保田邦明(東海大学付属望星高校教諭)              
脚 本 坪井花梨              
舞台監督 蝦名頼道              
照 明 木村秀信(株式会社スクラムスタッフ)              
音 響 竹田 雄              
主 催 東京弁護士会子どもの人権と少年法に関する特別委員会              
共 催 東京都児童会館              
出 演 もがれた翼ワークショップ参加の子どもたち、当会会員              
お問合せ 東京弁護士会人権課 03-3581-2205

内容
今年も東京弁護士会子どもの委員会の「もがれた翼」の稽古が始まりました。
参加するのは、普段子どもの人権に関する事件に取り組む弁護士と、5月からそんな子どもの問題に関して理解を深めるためのワークショップに参加してきた子どもたちです。子どもたちは言います
「夜になって遊んでいて補導されるのは、その子自身が悪いんじゃないの?」
そこで、弁護士の大田が問いかけました。
「明日の準備をするための夜の時間に、危険がいっぱいな街へ出て行かなくてはならない子は、どんな生活をしていると思う?」
物語は、そんな「もがれた翼」の稽古風景と共に進みます・・・。 

立川しおり(中学3年生) 
父親からのネグレクト(育児放棄)によって、孤独に震えている。家を飛び出し、当てもなくさまよう夜の街で、同じように寂しいこころをかかえた子どもたちのサークルに加わる。警察に補導され、厳しい取調べを受ける。
「どうせあの父親がぐだぐだ言ってるんだ!少しでも期待した自分がバカだもん!」  

畠 由美子(弁護士) 
東京弁護士会の子どもの人権と少年法に関する委員会所属の弁護士。子どもの問題に意欲的に取り組む若手のホープで、当番弁護士としてしおりに出会う。
「お父さん、しおりちゃんと一緒に暮らすことについて、もう一度考えてもらえませんか?」

園田 望(高校2年生)
厳しい両親の管理的なしつけに怒りを溜め込んでいる。両親が恐ろしく、自分の気持ちを伝えることすらできないでいた。ところが・・・父親がリストラに遭い、生活が一変する。
「今まで全部お前らの言うこと聞いて生きてやったのに!お前らなんて親じゃねぇ!」 

小野 修一(弁護士) 
畠と同期の弁護士。子どもの人権問題への思いを持ちながらも、あと1歩が踏み出せないでいる。
自暴自棄になり、親への怒りをぶちまける望と巡り会うが、かける言葉がみつからない。
「僕は望くんが生きていてくれることがすごく嬉しい。それは信じてくれる?」

しおり、望はそれぞれカリヨン子どもセンターへやってきます。弁護士、スタッフ、また連携する児童福祉司が子どもたち、またその親たちに問いかけます。子どもたちのこころをみつめ、そこに浮かび上がるたくさんの表情や気持ちの『スペクトル』。
しおりは、そして望、小野は・・・そして「もがれた翼」の公演は成功するのでしょうか。

  

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