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子どもの人権と少年法に関する特別委員会

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Part10「ただいま。」-大丈夫・・・・・一緒に生きていこう-

脚 本 坪井 花梨
演 出 久保田邦明
日 時 2003年9月13日(土)午後5時30分開演(5時開場)
会 場 東京都児童会館 渋谷区渋谷1-18-24
入場者 530名
主 催 東京弁護士会子どもの人権と少年法に関する特別委員会
共 催 東京都児童会館
出 演 東海大学付属高輪台高等学校演劇部・OBの皆さん、当会会員
ビデオ 在庫切れ
問合せ先ブックセンター

内 容
「カリヨン子ども法律事務所、本格始動!?」
法科大学院生の主人公が、法律事務所に研修にやってくる。着いたその日から展開される様子に圧倒される主人公。弁護士、シェルター職員らに説明を受けながら、厳しいセンターの現状や、少年事件の状態を知り始める。
シェルターに子ども達は逃げ込むように訪れる。主人公は、そんな子どもたちに上手に接する事が出来ず、最初は戸惑うが、徐々に、子どもたちの置かれた状況の難しさが分かり、気持ちが通じてゆく。家庭へ戻っていく子どもや、里親の元へ行き、働き始める子どもいる。「苦しんでいる子がいっぱいいるんだ。俺に・・・何ができるだろう・・・」研修期間も終了し、主人公は様々な思いを抱いて大学へ戻っていく。

「もがれた翼」
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子どもの権利委員会では、毎年、高校生と一緒に劇を上演している。
数えてみればもう回。昨年は、子どものシェルターを備え、子どもの事件を専門に扱う法律事務所「カリヨン子どもセンター」を舞台に上演した。上演後、「こ10んな法律事務所があるのを今まで知らなかった」との声が観客から多く寄せられた。
それが夢の始まり。こんなに切望されているのなら自分たちの手でつくってみようと、東弁の公設事務所コンペに応募しところ、最優秀賞となった。
そしてことしも舞台はカリヨン子どもセンター。そこを訪れるのは、少年事件の加害者、虐待の被害者、家庭の中で、学校で、地域で行き場を失った子ども。
主人公は、弁護士はかっこよさがすべて、子どもの事件なんてなんでやらなきゃならないの、というイマドキ法科大学院生。
わけしり顔で子どもの気持ちを踏みにじる説教をして子どもに嫌われて。
だけど、その彼が、やがては子どもを取り巻く厳しい現状に圧倒され、「傷ついている子がいっぱいいるんだ!」振り絞るように叫ぶ。
現実はと言えば、お芝居よりも厳しい状況に直面し、逃げ場のない子どもがたくさんいる。そして、今現在、カリヨン子どもセンターは存在していない。
「悩んでいる友達にこんなところがあるよと教えてあげたい」上演後のアンケートにそう書いてくれた人がいた。ごめんなさい、今は「カリヨン子どもセンター」はない。でも、来年には「ここだよ」と教えてあげる。「ただいま。」そう言って帰れる場所をつくるから。
夢は現実になる。

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