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子どもの人権と少年法に関する特別委員会

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Part21「ひとりぼっちの子守歌」

「もがれた翼」とは、「子どもの人権110番」に寄せられる様々な問題を中心に、毎年、異なったテーマを選び公演してきた、子どもたちと弁護士でつくるお芝居です。
1994年の子どもの権利条約の批准を機にスタートし、今年でパート21となります。「もがれた翼」をきっかけに、日本で初めての子どものためのシェルターが出来るなど、現実の社会に対して大きな影響を与えてきました。
今年のテーマは「特定妊婦への支援」です。
毎年、虐待により命を奪われる子どもは全国で100人前後にのぼっており、うち0歳児が全体の4~5割を占めています。虐待死を防ぐには、若年妊娠等により妊娠期からの継続的な支援を特に必要とする「特定妊婦」を、関係機関が連携してサポートする仕組みが必要です。
これまで私たちは、虐待され、傷を負った子どもたちを救おうと、奔走してきましたが、10代の彼女たちが、私たちの前に妊婦となって再び現れるケースが出 てきています。支援を必要としているにもかかわらず、子どもを取りあげられてしまう不安等から関係機関からの連絡を拒否したり、SOSが届かずに支援の網 から漏れてしまうことがあります。
様々な不安を抱えるなかで、追い詰められた母親のストレスは、最も身近にいる、愛する子どもに向かってしまう現実があります。
一人のかけがえのない命が失われないために、何が必要なのか、皆さんと一緒に考えたいと思います。

日  時 2014年8月23日 17時00分開演(16時30分開場)
場  所 北とぴあ さくらホール(東京都北区王子1-11-1) JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分、東京メトロ南北線王子駅5番出口より直結
地図(北とぴあのHP)
入  場 1300名(入場無料、全席自由、予約は承っていません)
演  出 米内山 陽子(トリコ劇場/チタキヨ)
脚  本 坪井 花梨(社会福祉法人カリヨン子どもセンター)
舞台監督 村田 綾香
照  明 有限会社ライトシップ
音  響 余田 崇徳、斎藤 裕喜
制  作 東京弁護士会子どもの人権と少年法に関する特別委員会
出  演 子どもたちと東京弁護士会の弁護士
主  催 東京弁護士会
共  催 北区
協  力 社会福祉法人カリヨン子どもセンター
お問い合わせ TEL03-3581-2205 東京弁護士会 人権課

もがれた翼パート21『ひとりぼっちの子守歌』あらすじ

「赤ちゃんができた。
みんなに祝福された結婚式も、赤ちゃんのお父さんもいない代わりに、弁護士やいろんなおとなの人が関わろうとしてくれてる。赤ちゃんに、早く会いたい。あたし、やっとひとりぼっちじゃなくなるんだ。そう思ってたのに...... 」

17歳で妊娠し、家族や相手男性のサポートを得られないまや。かつての付添人弁護士の岸本に助けを求め、カリヨン子どもセンターの子どもシェルターへたどり着く。
おとなたちと、何度も議論を重ねたまやの結論は、「産んで、自分で育てる」。母子生活支援施設『ナデシコ』へ入居することになる。しかし、長年の虐待で傷ついたまやの心の淵は深く、孤立感を強め、次第に支援者らのことばが届かなくなっていった。
一方、岸本は、兄弁の槌谷が5年前に担当したりかの事件を紐といていた......。

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