東京弁護士会
子どもの人権と少年法に関する特別委員会

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パート1:子どもの人権って何ですか?

あなたは「人権」という言葉を知っていますか?「人権」というのは、ひとりひとりの人間が、人間らしい生活をするための権利のこと ―自分の人生の主人公として生きること― なのです。

現在は、人権は国の法律によって保障されています。けれども昔は、奴隷や農奴は人間であっても主人の命令に従い、売買されたり殴られたりしていたのです。人間が人間らしく生きるためにはそんなことは許されないということで、多くの人々が立ちあがり、人権宣言をし、命がけで「人権」を勝ちとってきました。

「人権」は人間の権利ですから、大人に対してだけでなく、子どもにも同じように保障されているのです。では「子どもの人権」というのは、具体的にどんなことなのでしょう?
いろいろありますが、一番大切なものの1つとして自分で自分のことが決められるということです。

なぁーんだ、そんなことか、と思う人がいるかもしれません。でも、自分のことを決めるというのは、簡単そうにみえて、実は案外難しいことではないでしょうか。

たとえば、進学するか就職するか、塾に行くか行かないか、どんな映画を見るか、どんな音楽会に行くか、旅行に行くかどうか、どんな髪型にして、どんな服を着るか、そういうことはすべて本来、ひとりひとりが自分で自由に決めてよいことなのです。

現在あなたたちは、そうしたすべてを、あなた自身で決めていますか? 例えば、小さいときから親や先生など大人が決めたことだからと、その通りにしてきたということはありませんか? 大人の決めたことに素直に従っていればトラブルが起こらなくてすむからという理由で。
でもよく考えて。あなたは心のどこかで「これは自分の本当の気持ちとは違う!」と思ったことはないでしょうか? 大人たちの言うことに逆らってでも、自分の気持ちを通したいと思ったことはないでしょうか。あるいは友だちと全然違う選択をしたいと思ったことはないでしょうか。

そういう時はまず、自分でよぉーく考えてみて下さい。そして、自分の意見や選択が、親や先生の意見とぶつかったり、学校の規則がどこかおかしいなと思ったときは、どうして自分の意見と違うか、どこがおかしいのか、周りの大人や友だちとよく話し合ってみましょう。たとえば、学校の規則がまちがっていることだってありえますし、そういうときは訂正させる必要だってあるのです。

ただこの時、あなたに人権があるように、他人にも同じ人権があるのを忘れないで。ひとりひとりに人権があることを、このホームページを読んで考えてみてください。

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