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外国人の権利に関する委員会

外国人の権利に関する委員会

 

「多文化共生社会」の実現に向けて

学習の視点

東京では2020年のオリンピック開催に向けて、「おもてなし」の精神で外国の皆さんを迎えようという機運が高まっています。
けれどもその一方で、外国人がアパートに住むことを断る大家さんや、サッカー場やお店に"Japanese Only(外国人お断り)"と書かれた横断幕や張り紙を張る人がいます。
国籍や民族に基づく排除や差別は、なぜいけないのか。その行き着く先は何なのか。
異なる文化を持つ人どうしが、その違いを認め合い尊重しあえる「多文化共生社会」の実現に向けて、私たちは何を学んでいけばよいのでしょうか。
実際に裁判になった外国人差別の2つの事例をもとに、生徒自身に考えてもらいます。

内容

授業内容の一例は以下のとおりです。

(1)実際に日本で起きた二つの外国人差別事件(小樽の公衆浴場で入浴を拒否されたアメリカ人男性の事件と、浜松の宝石店で退店を求められたブラジル人女性の事件)について、漫画や映像を使って分かりやすく紹介します。
(2)生徒の皆さんを「お店チーム」と「外国人チーム」に分けて、それぞれの言い分を考えてもらいます。
(3)実際の裁判で、お店と外国人がどのような言い分で争ったのか、また、どのような判決が下されたのかを紹介します。
(4)最後に、なぜ、外国人差別が許されないのかについて考えます。

実施方法

・所要時間 1~2時間(ご要望に合わせます)
・クラスまたは学年単位

日本で外国人差別を受けた方にゲストスピーカーとして参加してもらい、その体験を直接語ってもらう授業形式も対応可能な場合がありますので、ご相談ください。

申込方法

年間を通じて受付けています。実施日を決め、法教育授業申込書(EXCEL:16KB)をお送り下さい。

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