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騒音

騒音の大きさは、デシベル(dB) によって示されます。デシベルの目安は次の通りです。

騒音(dB) 音源
120 飛行機のエンジン近く
110 自動車のクラクション(前方2メートル)
100 電車の通るときのガード下
90 大声による独唱、騒々しい工場内
80 地下鉄の車内(窓を開けたとき)、ピアノ
70 掃除機、騒々しい事務所
60 普通の会話、チャイム
50 静かな事務所
40 深夜の市内、図書館
30 ささやき声
20 木の葉のふれあう音

(東京都環境局環境政策部環境政策課「東京都環境白書2010」より)

騒音について規制する法律としては、騒音規制法が最も重要ですが、その他にも、音の種類を特定して規制する法律がいくつかあります。また、多くの地方公共団体も、騒音を規制する条例を制定しています。条例の内容については、たいてい各地方公共団体のウェブサイトで説明されています。

このほか、騒音に関しては、環境基本法に基づく騒音に係る環境基準というものがあります。この環境基準とは、政府や行政機関が環境対策を実施する上での行政上の目標であり、騒音規制法等の法律や地方公共団体の条例とは異なって、騒音を発生させている人あるいは事業者(企業等)を直接規制するものではありません。けれども、騒音の受忍限度の判断にあたっては、環境基準も考慮されます。

Q&A 多くの方々から頂く代表的なご質問

自宅の裏に4階建ての商業ビルがあり、建物のそばに多数のエアコンの室外機が設置されていて、夜遅くまで大きな音がするため、眠れません。どうすればいいでしょうか?

まず市役所などの公害苦情相談担当部署に相談するのがよいでしょう。担当者が騒音を測定した上で、法律や条例の規制に違反していれば相手方に是正の指導等をしてくれることが通常です。

規制に違反していない場合には、担当者はそれを理由に、役所としては何もできないと言うかもしれませんが、その場合でも、方法がないわけではありませんので弁護士にご相談されることをお勧めします。