シンポジウム「再審と死刑を考える ―飯塚事件から― 」(6/14)
飯塚事件は、1992年に福岡県飯塚市で2人の女児が殺害された事件です。被告人とされた久間三千年氏は一貫して犯行を否認し、無実を訴えたものの、2006年に死刑が確定し、2008年に死刑が執行されました。
しかし、飯塚事件はえん罪の疑いが強い事件です。飯塚事件で用いられたDNA鑑定は数々の問題点があり、またえん罪が明らかとなった足利事件と同じ鑑定方法で、時期もほぼ同時期で、技法や技術も共通で、科警研のほぼ同様のメンバーで行われています。
久間氏の遺族は、2009年に再審を請求し、現在も第2次再審請求審が係属中です。
本シンポジウムでは、飯塚事件から、現在の再審制度について、また現在の死刑制度について、市民の皆様と一緒に考えていきたいと思います。
日時
2025年6月14日(土)午後1時開始(午後4時半ごろ終了予定)
場所
弁護士会館2階 講堂 クレオ
申込不要、入場無料
※オンライン配信は行いません。
プログラム
第1部 映画「正義の行方」上映
1992年に福岡県飯塚市で2人の女児が殺害された「飯塚事件」。DNA型鑑定などによって犯人とされた久間三千年(くまみちとし)は、2006年に最高裁で死刑が確定、2008年に福岡拘置所で刑死した。"異例の早さ"だった。翌年には冤罪を訴える再審請求が提起され、事件の余波はいまなお続いている。
本作は、弁護士、警察官、新聞記者という立場を異にする当事者たちが語る
−−−−時に激しく対立する〈真実〉と〈正義〉を突き合わせながら事件の全体像を多面的に描き、やがてこの国の司法の姿を浮き彫りにしていく。
~正義の行方 公式HPより~
第2部 上映後対談
德田 靖之 弁護士(飯塚事件弁護団共同代表)
木寺 一孝 監督 (映画「正義の行方」監督)
注意事項
本シンポジウムは、オンライン配信は行いません。
参加をご希望の方は、会場までお越しいただきますよう、お願いいたします。
問い合わせ先
東京弁護士会事務局 人権課 TEL:03-3581-2205