環境について一緒に考えよう
学習の視点
● 時代の転換期 ― 環境問題出前授業(持続可能な社会へ向けて)
私たちの社会は、原発やエネルギーの問題に言及するまでもなく、かつてない大きな転換期を迎えています。それは、一言で言えば、地球の有限性を前提とした、'価値の転換'にほかなりません。ひたすら物を作り、使い捨てることが経済や社会の発展につながると考えられた時代が終わり、自然や生き物を大切にし、ムダをなくしながら豊かに暮らすことの重要性をみんなが考えなければならない時代を迎えているのです。 新しい時代を担う子どもたちに、環境問題について考える機会を与えることは、その瑞々しい感性に有意義な刺激を与え、新しい価値観に彩られた、新しい社会、持続可能な社会の実現につながっていくことでしょう。 この授業の大きな目的は、①環境的価値の重要性について考えること、②環境問題について、 法的観点からの解決可能性を学ぶとともに、多数決を背景とする立法的解決と少数者の人権をも保護することを目的とする司法的解決との違いを理解してもらうこと、の2つです。 実際に、環境訴訟等に関わる弁護士たちが、実務的な視点から様々な話題を提供し、それをもとに参加児童が自分自身で考え、議論することによって、新しい時代の要請を感じてもらえる授業になることを目標にしています。
内容
● (1)参加型
参加者全員が積極的に発言し、議論することによって、理解を深め、それぞれの結論に至る方法で行います。具体的には、ディベートやグループ討論等が考えられますが、時間や申込者の希望を聞き、打合せをしながら決定します。
● (2)テーマ
基本的には、生活上の身近なテーマとその時々で話題になっている旬なテーマが考えられます。 前者の例では、騒音や日照、ゴミの問題、後者では、ダム等の公共事業や原発・エネルギー問題があります。 申込みをいただいた後,授業の進め方やテーマ等について打ち合わせをさせていただきます。 希望するテーマ等は申し込み時点では未確定で構いません。申し込み後の打ち合わせのときに決めたいと思います。
● (3)講師による実施レポート
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申込み方法
年間を通じて受付けています。実施日を決め、申込書(EXCEL:16KB)をお送りください。