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【報告】 WOMEN IN LAW JAPANとの共同セミナーを開催しました (2/7)

2024年2月7日、当会は、女性の外国法資格弁護士を中心とする団体であるWOMEN IN LAW JAPAN(以下「WILJ」といいます。)、第一東京弁護士会及び第二東京弁護士会と共催にて、"Round Table Discussion: Navigating the International and Local Legal Market (for Japan-qualified and Foreign-qualified Lawyers together)/ラウンドテーブル・ディスカッション:国際・国内のリーガル市場のナビゲート(日本国資格弁護士・外国法曹資格弁護士が一緒に)"と題する共同セミナー(以下「本セミナー」といいます。)を、弁護士会館にて開催しました。

本セミナーの企画は、2022年11月にLaarni Victoria Q. Vinas WILJ共同代表が当会三好慶国際委員会副委員長に対し、LAWASIAシドニー大会にて、その構想を語ったことがきっかけとなりはじまりました。そして、両名を企画担当として、当会(国際委員会及びグランドデザインPT国際チーム)とWILJとの間で企画の骨子を作成し、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会の多大な協力を得たうえで、最終的な実現に至ったものです。

本セミナー当日のプログラムは、まず、当会松田純一2023年度会長のオープニングスピーチ(以下「本スピーチ」といいます。)よりスタートしました。その中で、松田2023年度会長は、2023年12月にWILJ主催のDAZZLEイベントに招待を受け参加した際に、WILJのメンバーのエネルギー、雰囲気、企画力にとても感銘を受けたことを述べたうえ、東京をグローバルな国際的なリーガルハブにするためには、参加者の英知を結集していくことが大切であること等を語りました。

Junichi Matsuda, Former President, Tokyo Bar Association

松田純一当会2023年度会長

続いて、本スピーチを受け、本セミナーのメインパートである、ラウンドテーブル・ディスカッション(以下「本ディスカッション」といいます。)がスタートしました。

本ディスカッションのモデレーターには、WILJのExecutive committeeよりMindy Allen氏が登壇し、同様に、パネリストには、日本法資格弁護士の立場からは、大原慶子弁護士(第一東京弁護士会国際業務委員会元委員長)及び結城大輔弁護士(第二東京弁護士会国際委員会元委員長)、外国法事務弁護士(以下「外弁」といいます。)の立場からは、ミヒャエル・アンドレアス・ ミュラー外国法事務弁護士(当会国際委員会前委員長)が登壇しました。

第1段目左側写真:Mindy Allen氏(WILJ Executive committee)

第2段目左側写真より:
結城大輔弁護士(第二東京弁護士会国際委員会元委員長)
大原慶子弁護士(第一東京弁護士会国際業務委員会元委員長)
ミヒャエル・アンドレアス・ ミュラー外国法事務弁護士(当会国際委員会前委員長)


本セミナーの参加者


本ディスカッションは、約1時間にわたって行われ、日本及び国際的なリーガル市場において、どのように障壁を破り、自分のスキルを市場化し、活躍するかについて、充実したコメントや意見の交換がなされました。

具体的には、まず、「パネリストの日本における法律実務のスタート」というテーマについて、パネリストがその実務のスタート、キャリア形成や事務所立上げに至るまでの経験を紹介しました。そのうえで、「外国弁護士に要求される要件及び実務上の障壁」、「どうすれば東京の法務マーケットをさらに国際化できるか?」という二つのテーマについて、モデレーターの進行を受け、外弁登録の要件である実務経験の期間や実際に登録申請した際の経験、国際委員会の活動やその施策、どのように国際業務をスタートしネットワークを拡大していくべきか等について、パネリストが大変充実した示唆に富むコメントや意見の交換を行い、また、時折ウィットに富んだコメントで笑いを誘うなど、大変に意義深く、かつ盛り上がる内容となりました。

なお、全体司会は、本セミナーの企画担当である、Laarni Victoria Q. Vinas WILJ共同代表と当会の三好慶国際委員会副委員長が共同にて務め、和気藹々と全体プログラムを進行しました。


Laarni Victoria Q. Vinas WILJ共同代表、三好慶弁護士(当会国際委員会副委員長)

本ディスカッションの終了後は、登壇者や参加者間のネットワーキングイベント(以下「本ネットワーキング」といいます。)が立食形式にて行われました。

本ネットワーキングも、WILJメンバー、当会会員、第一東京弁護士会会員、第二東京弁護士会会員、その他の参加者が入り混じり、歓談や名刺交換を行うなど、活況となりました。また、本ネットワーキングは1時間弱を予定していましたが、当初の予定時間を過ぎても、最後まで大勢の参加者が交流を継続していました。

WILJ & Tokyo Bar Association seminar &networking

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左上写真 左から1番目: Catherine O'Connell WILJ前代表
左上写真 右から1番目: 松田純一当会2023年度会長


本セミナーは、2022年11月のシドニーでの当初構想より1年以上を経て実現したものであるところ、参加者は約80名を数え、その内容としても大変充実したものであったため、ネットワーキングが活況であったこととも相俟って、WILJと当会や東京三会の間での関係を大いに醸成、深化させるものとなりました。

本記事の結びに代えて、本セミナーを共催のうえ、多大に協力くださった、WILJと、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会の皆様に、深く感謝申し上げます。
※本セミナーの詳細については、以下のURLに動画をアップロードしていますので、ご興味のある方は、是非こちらをご視聴ください。

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