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【報告】台北弁護士会との友好イベントを開催しました(2024年3月26日)

2024 年3月26日、当会と台北弁護士会との友好イベントとして、台北弁護士会理事長と当会理事者とのトップ会談、「台湾と日本における個人情報保護」をテーマとする共同セミナー及び懇親会が開催されました。

この友好イベントは、2023年7月に東京で開催されたIBA(国際法曹協会)Asia Pacific Mergers & Acquisitions Conference (アジア太平洋M&Aカンファレンス)の折に、樋口一磨国際委員会委員長、三好慶国際委員会副委員長が、台北弁護士会の洪邦桓律師(国際事務委員会委員)と、両弁護士会の今後の交流可能性について意見交換したことを契機に、同律師が2023年9月に東京弁護士会を訪問し、松田純一2023年度会長、山下紫2023年度副会長、山本昌平2023年度副会長や樋口委員長、三好副委員長らと面談したことより企画がスタートしました。そのうえで、両弁護士会がトップ会談や共同セミナーのイベント内容やテーマ設定等を含め、顕密に協力し、相互に調整のうえ、2024年3月に開催に至ったものです。

1.トップ会談について

トップ会談は当会の会長室にて開催され、台北弁護士会からは、張志朋理事長、陳逸竹国際事務委員会主任委員、黃傑国際事務委員会副主任委員、洪邦桓国際事務委員会委員が参加し、当会からは、松田2023年度会長、山下2023年度副会長、現執行部からも、上田智司会長、町田行功副会長が参加したほか、樋口一磨委員長、新家寛グランドデザインPT委員、三好慶副委員長(司会)が参加しました。

会談においては、双方より、これまでの日本や台湾との関わりの深さが紹介されるなど、和気藹々とした雰囲気にて意見交換が行われ、また、本日の友好イベントを契機に、今後の両弁護士会の友好関係を醸成すべく交流を継続していくことが語られました。

上段左より、三好慶副委員長、樋口一磨委員長、町田行功副会長、上田智司会長、松田純一2023年度会長、山下紫2023年度副会長、新家寛グランドデザインPT委員
下段左より、洪邦桓国際事務委員会委員、張志朋台北弁護士会理事長、陳逸竹国際事務委員会主任委員、黃傑国際事務委員会副主任委員

2.共同セミナー及び懇親会について

共同セミナーでは、三好慶国際委員会副委員長の司会を受け、まず、松田2023年度会長が、オープニングスピーチを行い、台北弁護士会の代表団に当会訪問についての謝辞を述べるとともに、本日の友好イベントが成功することへの期待を語りました。
次に、「台湾と日本における個人情報保護」のプレゼンテーションのパートでは、まず、台北弁護士会の洪士軒国際事務委員会委員が、台湾の個人情報保護に関するスピーカーを務め、続いて、当会の岡田次弘国際委員会副委員長が、同様に日本の個人情報保護に関するスピーカーを務め、それぞれ、大変分かりやすく、各法域の個人情報保護法につき要点を押さえた解説を行いました。
さらに、パネルディスカッションのパートでは、浅田一樹国際委員会委員がモデレーターを務めたうえ、両スピーカーがパネリストとして登壇し、個人情報保護に関する重要なトピックスについて、比較法の視点から、台湾と日本のそれぞれの法域における法実務について、ディスカッションを行いました。
また、Q&Aのパートについても、多数の参加者より質問がなされ、これに対し、スピーカーが実務を踏まえた的確な回答を行うなど、活発な議論の場となりました。
最後には、張志朋台北弁護士会理事長が閉会の辞を述べ、友好イベント共催についての当会への感謝の言葉とともに、今後の両会の関係性が家族のようになってほしい、との期待を語りました。
この共同セミナーには、台北弁護士会19名、当会25名、また、当会がゲストとして招待した神奈川県弁護士会5名の合計49名と多数の来場者が参加しました。
また、共同セミナー後は、松田2023年度会長が山形出身であることに因み、弁護士会館から東京駅近くの山形料理の和食店に移動のうえ、懇親会が開催され、当会と台北弁護士会、そして神奈川県弁護士会の親睦を大いに深めることとなりました。

講師写真左から、浅田一樹国際委員会委員、洪士軒国際事務委員会委員、岡田次弘国際委員会副委員長


集合写真(共同セミナー後)

この友好イベントは、当会と台北弁護士会との交流や友好関係の醸成のため、当会国際委員会と台北弁護士会国際事務委員会とが顕密に協力のうえ、開催されたものです。
当日は、多数の来場者が参加し盛況のうちに終了し、また、当初の開催目的のとおり、当会と台北弁護士会との友好関係の醸成に大きく寄与することとなりました。

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