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東京弁護士会について

東京弁護士会の魅力をご紹介します。

私たちの仲間として歓迎しますので、ぜひご入会ください!

Q&Aでわかる!東京弁護士会

  • 東京弁護士会(東弁)の魅力って何ですか?

    新入会員のためのクラス別研修制度、チューター制度があるほか、委員会活動も活発なので、同期との関係や先輩後輩との関係を築きやすいといえます。

    日本最大という規模の大きさ、また日弁連以上の長い歴史と伝統から、多様な分野で精力的に活躍する会員を多数擁し、会員同士で切磋琢磨し合うことができます。

    最先端の取組みや発信を行ってきた実績から、東弁の活動は、他の弁護士会や弁護士、また社会に対して、相当程度の影響力をもつと言われています。

    また、東京には3つの弁護士会がありますが、設立から125年以上の歴史を有し、「The Tokyo Bar Association」を名乗れるのは当会だけです。東京弁護士会は、「Tokyo」という都市が持つ世界的知名度とも相まって、所属弁護士の国際的な活動を大いに後押ししています。

    この他、東弁は、研修が 充実している、弁護士業務を拡大する活動が盛んである、組織内弁護士の会務活動について柔軟な対応をしている、などの評価をいただくことがあります。

    東弁にしかない「おススメポイント」3つはこれです。

    ①過去に実施した450以上の研修をネットで受講できます!(→Q5へ
    ②入会後すぐ実施されるクラス別研修で縦横の繋がりが深まります!(→Q5へ
    ③業務に役立つスマホアプリ「べんとら」を最大限活用できます!(→Q12へ

    会員の声湊信明(50期)
    湊信明(50期)

    東京弁護士会の魅力はなんと言っても「弁護士としての力を最大限に伸ばしてくれるところ」だと思います。東京弁護士会は、全国最大規模で、会員数も日本一、委員会数も日本一。高い専門能力や百戦錬磨の経験を持っている弁護士の数も日本一。だから、東京弁護士会に入って委員会や研究会の活動を熱心に取り組めばグングンと高い弁護士能力が身についてしまうのです。こんな魅力のある弁護士会は他にはありません。東京弁護士会は別格です。

  • 東弁ってどんな弁護士会ですか?

    一番の特徴は、会員数が9,000(外国法事務弁護士,法人会員を含む)を超える日本最大規模の弁護士会ということです。女性弁護士や企業内弁護士の登録数も日本最大です(2021年7月現在)。

    創立から125年以上の歴史を有し、東京三会では最も古くからある弁護士会でもあります。

    ベテラン会員だけでなく、若手会員の活動も活発で、先輩後輩問わず会員同士が連携しています。

    会員の声西岡毅(61期)

    たくさんの会員がいますので、色んな趣味を持つ会員も多くいます。弁護士同士でチームを組んで、野球、サッカー等のスポーツを楽しんだり、オーケストラやバンドといった音楽活動をしている会員もいます。私も会員とバンドを組んでいます。

  • 東弁の会員は会内でどんな活動をしていますか?

    主に委員会を主体として、市民に向けた活動、会員に向けた活動、その他の活動を積極的に行っています。最先端の分野(AIや宇宙など)や新しい領域に目を向けて活動する委員会等も多数ありますので、もしかしたらあなたの得意分野を会内活動で生かせる場面があるかもしれません。

    また、以下22の法律分野を研究する「法律研究部」もあります。

    医療過誤法部、インターネット法律研究部、会社法部、家族法部、金融取引法部、行政法研究部、刑事弁護部、国際取引法部、子ども法部、食品安全関係法研究部、信託法研究部、自治体等法務研究部、相続・遺言部、知的財産法部、倒産法部、独占禁止法部、不法行為法研究部、不動産法部、弁護士業務部、マンション管理法律研究部、AI研究部、LGBT法務研究部

    会員の声重富智雄(65期)
    重富智雄(65期)

    私が所属するリーガルサービスジョイントセンター(以下「当センター」)では、弁護士の関与がこれまで十分ではなかった分野や、新たに社会的関心が高まっている最先端の分野等に対して、日々積極果敢なアプローチをしています。それぞれの分野ごとに担当部会が生まれ、その分野に関心のある弁護士が中心となって、それぞれで非常に活発な活動をしております。

    「弁護士お試し制度部会」という部会では、「毎週水曜日の午前中のみ」などの条件で、法律相談や契約書チェックなどの法的サービスを企業や地方公共団体等のオフィス内で提供するという、非常勤業務受託弁護士制度(通称は「弁護士お試し制度」)の立ち上げ・運用を行っております。

    「在日外国人部会」という部会では、各国大使館や在日外国人コミュニティを訪問するなどして、各国の在日外国人の法的ニーズを調査し、共催での法律セミナーを開催するなどしております。この活動を通じて、在日インドネシア大使館やその関係者との親交が深まったのをきっかけに、部会の有志で、インドネシアを毎年訪問するようになり、政府機関、大学、経済団体等との間で、法制度やビジネスに関する意見交換等を実施するなどしております(渡航費等は全て自費です)。

    そして、東京弁護士会が、プロ野球のイースタンリーグの協賛スポンサーとなり、東京ドームに広報ブースを設置して、市民に向けて弁護士会の活動をアピールするという「東京ドーム部会」にも参加しました。企画当日、私は、日弁連から借りて来た広報キャラクター「ジャフバ」の着ぐるみに入り、子供達に取り囲まれながら、弁護士が身近な存在であるということを市民に向けてアピールしました。ブースに立ち寄った市民の方から、「弁護士はもっと敷居が高い存在と思っていたが、そのイメージが変わった。」という嬉しい言葉をもらえたこともありました。

    当センターでは、自分がやってみたいと思った分野に対して、委員会全体がその後押しをしてくれるので、とても楽しみながら活動が出来ています。そして、年に1度、新たな活動分野を考えるためのブレインストーミングも兼ねた合宿を開催しており、和気あいあいとした雰囲気の中で、充実した活動が出来ています。

  • 東弁に親しい先輩弁護士がいません。紹介者がいなくても入会できますか?

    東弁への入会に紹介者は不要です。もし、事務所内の他の弁護士は他会に所属しているという場合でも、おひとりでご入会いただけます。

  • どの弁護士会でも弁護士登録1年目にはたくさんの研修が用意されていると聞きました。東弁ではどんな研修がありますか。

    東弁の新人研修の中核として「クラス別研修制度」があります。これは新人弁護士20名程度と経験を積んだ弁護士(担任・副担任各1名)で1つのクラスを作りゼミ形式で1年を通して研修を行うというものです。各クラスでは、研修だけでなく懇親も盛んに行われ、同期で悩みを共有したり、先輩に気軽に相談したりできる環境が作られますので、弁護士同士の交流の場ともなっています。

    他にも、倫理研修、会務研修、一般法律相談研修、刑事弁護研修など、多種多様な研修を用意しています。ただし、一般法律相談研修、刑事弁護研修は、一弁・二弁と異なり任意研修となりますので、自身のニーズに沿った研修の受講を選択をしていただけます。

    ※新型コロナウイルスの影響により、内容が変更されることがあります。

    新人研修以外でも、多種多様な研修があり、なかでも特定の分野の専門性を高めるための「専門講座」や、一つのテーマに沿って数回にわたり行う「連続講座」などが人気です。

    弁護士の業務分野のほとんどをカバーし、各分野に精通した会員が講師を務めています。常に新しい講座を企画して最新の情報をアップデートしています。

    受講の方法としては、研修開催日にライブで受講していただくことはもちろん、自宅や事務所からインターネットを利用して受講(ネット研修)することも可能です!

    ネット研修では、これまで行った450以上の研修が受講可能で、さらに新入会員の皆さまは、一斉登録日から年度末までの間、無料で受講できます。

    会員の声梅澤遥(70期)
    梅澤遥(70期)

    事務所に同期がいなかったので、クラス別研修は同期と情報交換ができる貴重な機会でした。研修の内容については幅広く、自分の所属する事務所等では取り扱っていない分野のさわりも学べます。実際、依頼者から専門分野外の質問されたときの調査の足掛かりとなり、とても勉強になりました。事務所等以外の人からも意見の聞ける貴重な機会ですので、積極的に参加することオススメします。

    会員の声山﨑貴広(70期)
    氏原隆弘(53期)

    会には様々な新人研修がありますが、私が受けた研修の中で、特に研修を受けて良かったと感じた研修は、クラス別研修です。

    クラス別研修は、月1回程度の頻度で、1つのクラスにて、仮想の事案を題材に、法的問題点や実務上の問題点等について検討を行うという研修です。題材毎に問題が設定されており、新人弁護士は、担任の先生によるソクラテスメソッド方式にて、各問題の検討を行います。

    私が思う、クラス別研修の良いところは、4点あります。

    1点目は、新人弁護士が悩むであろう実務上の問題点を幅広く学ぶことができる点です。クラス別研修で取り扱う題材は、労働事件、離婚事件、交通事故事件等、多岐にわたります。研修では、事件類型毎に、相談時、受任時、事件処理時、事件終了時と業務の流れに沿った実務上の問題点について学ぶことができます。現に、私は、事務所で新件を配点され、悩みが生じた際には、クラス別研修のレジュメを参照したりしていました。

    2点目は、弁護士の輪を広げることができる点です。クラス別研修の後には、毎回、懇親会が開催されます。クラスには、派閥も取り扱い分野も異なる弁護士がおり、そこでの出会いは大変貴重です。私のクラスでは、ワールドカップ観戦も行い、大変楽しい思い出となりました。

    3点目は、裁判所付近(新橋、日比谷、銀座を含む。)の美味しいお店を知ることができる点です。クラス別研修の懇親会は、毎回指名された幹事、担任の先生、副担任の先生が選んだお店にて行われます。懇親会の会場となるお店は、美味しいお店が多く、今後の弁護士生活にも役立てることができます。現に、私は、副担任の先生のおススメのバーを、プライベートでも利用しました。

    4点目は、事務所外の同期の弁護士の働き方を知ることができる点です。クラス別研修では、研修中や懇親会を通し、同期の弁護士がどのような働き方をしているのかを知ることができます。事務所外の同期の弁護士の働き方を知ると、自分も頑張らないといけないと感じ、モチベーションのアップに繋がります。

    私は、当会のクラス別研修を受けて、多くのことを得ることができ、クラス別研修は大変良い経験となったと感じております。

  • 「即独」の予定なので少し不安もあります。「即独」会員や若手会員に向けたサポート制度はありますか。

    東弁には、弁護士登録5年以内の会員の業務、司法修習生及び司法試験合格者の就業等を総合的に支援する活動を行う委員会があります。

    支援内容として、即時または早期に独立した弁護士、事務所内独立採算弁護士、東弁に入会予定の司法修習生に対して、チューター(弁護士)をマンツーマンで配置し、弁護士業務上の一般的な助言や事務所経営・顧客開拓等に関する助言を行う「チューター制度」がありますので、不安な時はチューターに相談ができます。

    東弁会員だけでなく、司法試験合格者や司法修習生も対象として、独立開業のヒントを提供するセミナーを開催するほか、「独立開業マニュアル東弁版」の配布もしています。

    その他にも東弁には多様な支援制度があります(→Q7Q8へ)。

    会員の声伊藤敬史(56期)
    伊藤敬史(56期)

    東京弁護士会の若手会員総合支援センターでは,次のような若手支援を行っています。ここまで手厚く若手会員の支援を行えるのも,東弁ならではではないでしょうか。

    (1)チューター制度

    即時・早期独立者等に対して経験豊富な弁護士をチューターとして配置することで,業務や事務所運営に関する様々な悩みを相談できる受け皿となっています。チューターに選ばれるのは,後輩に対する面倒見のよいタイプの登録15年前後の中堅弁護士。チューターとの関係はニーズに合わせて様々ですが,定期的にチューターに会って近況を話す機会を持つことで,即時・早期独立者にとっては,不安や悩みを解消できたり,方向性のヒントを得ることができたりして,有用だと思います。

    (2)OJT相談

    登録5年未満の若手会員が,登録10年目~20年目の会員と共同で法律相談に取り組むOJT相談は,相談やその後の事件の共同受任を通して先輩弁護士からスキルを学ぶことのできる貴重な機会となっています。

    若手会員総合支援センターでは,これまで福祉施設や郵便局などでOJT相談を展開してきましたが,2018年度からは蒲田及び北千住の法律相談センターにもOJT相談の枠を拡げています。

    (3)べんとら(弁護士虎の巻)

    弁護士業務を便利にするスマホアプリ「べんとら」は,2016年7月にリリースし,ダウンロード数は1万を超えるに至っています。べんとらは,弁護士業務を効率化するための様々な便利機能を満載しているほか,OJT相談の担当者募集など,若手会員向けに有益情報をお知らせする機能も担っています。

    (4)独立開業支援

    独立開業に役立つ情報を提供するセミナーや意見交換会を開催したり,東京で独立開業する際に役立つ情報をまとめたマニュアルを配布したりして,独立開業の支援も行っています。

    (5)業務研究会

    2018年度は,パソコンソフトの便利機能を使用した業務効率化や,クラウドを使った業務の効率化などをテーマに,勉強会を行いました。

  • もうすぐ出産と子育ての予定があります。出産・子育ての支援制度はありますか。

    主に、5つの支援制度があります。子育支援制度は男性会員も多く利用しています。

    ①出産予定・出産後1年以内の女性会員は、申請により、4ヶ月(多胎の場合は6ヶ月)分の東弁一般会費の免除を受けることができます。

    ②子育て中の会員は、申請により、子が2歳に達する月まで8カ月を上限とする東弁一般会費の免除を受けることができます。

    ③当該年度またはその前年度に出産した会員、満6歳未満の子の子育てをする会員は、申請により、会務活動等への参加義務が一定期間免除されます。

    ④産前産後で産休を必要とする新規登録会員は、申請により、新規登録弁護士研修の履修が、産休が必要と考えられる合理的期間猶予されます。

    ⑤未就学児童を連れて弁護士会館での会務活動や研修等に参加する会員は、お子様の一時待機場所として弁護士会館内の和室を利用でき、また東弁の費用負担で子どもをベビーシッターに預けることができる「一時保育サービス」を利用できます。

    会員の声小澤亜希子(65期)
    小澤亜希子(65期)

    出産に伴う会費免除制度を利用し、4か月分の会費の還付を受けました。

    私は妊娠中に切迫早産となり、出産の前後長期間働くことができなくなってしまったため、4か月分とはいえ会費の免除を受けられて、経済的に大変助かりました。また、私は、出産前に申請をするのを失念していたのですが、出産後の申請でも還付を受けることができて、大変助かりました。

    育児に伴う会費免除制度もあるようですので、こちらも申し込みの予定です。

  • 他に会員に対するサポートとして、どのようなものがありますか。


    「会員サポート窓口」:事務所の開設や閉鎖に関する相談、病気や精神疾患等による休業・会費免除に関する相談、利益相反や弁護士法25条関係等による事件の受任・辞任に関する相談、事務所経営にともなうトラブルに関する相談など、様々な相談に対してベテラン会員に相談できる窓口があります。

    「性差別&セクシュアル・ハラスメント相談窓口」:東弁の活動や職務又は就業活動の際に、性別を理由とした差別的取扱いやセクシュアル・ハラスメントを受けた場合に相談できる窓口があります。

    「転ばぬ先の杖」:弁護士が落とし穴に落ちないように、どのような原因で不祥事を起こしたのか、不祥事を防止するにはどうしたらよいか等を冊子にして会員に配布しています(会員サイトでも公開)。

    その他、会員へのサポートとして、業務妨害を受けた場合の支援や、「税理士紹介窓口」の設置、「海外留学等資金貸付制度」等があります。

  • 東弁の図書館は充実していると聞いています。詳しく教えてください。

    弁護士会館の中に東弁・二弁合同図書館を設置しています。この図書館は、明治44年開設の東京弁護士会図書館を母体にして平成7年に設立された「法律専門図書館」です。これだけの歴史と充実度を誇る図書館は他会にはなく、在野法曹の図書館として高く評価されています。

    法令集、判例集や法律専門書、専門雑誌、医学書、地図、官報、明治期からの稀覯本、著名事件の刑事裁判記録などのほか、AV資料や電子出版物も所蔵しています。

    蔵書は、管内及び東弁ウェブサイト内の蔵書検索システムから検索できるため、判例や文献調査に利用しやすくなっています。

    司書資格をもった職員が執務しているので、司書によるレファレンスサービスが受けられます(あいまいな手がかりからでもお求めの情報を調べられます!)。

    図書館内のパソコンを利用すれば、判例検索サイトも無料で利用できます。

  • 弁護士業務が軌道に乗るまでは毎月会費を払うのも大変そう。。。毎月の会費はいくらですか?

    74期の場合、東弁会費については、司法修習修了月(2022年4月)から数えて6か月間(2022年4月~2022年9月)は納付が不要ですので、納付開始時期は2022年10月からとなります。2022年10月から納付する会費は、入会1年目から3年目までは月額2,500円で東京三会同額です。 東弁会費の他に日弁連会費及び日弁連特別会費の納付が必要で、これら会費については入会月より納付が必要です。

    事情に応じて利用可能な会費減免・猶予制度もあります。

  • 会員は会からのお知らせはどういう手段で受け取るのですか?

    東弁から会員に対する情報提供の媒体としては、ウェブサイト会員専用ページ、会報誌「LIBRA」(リブラ)、メールマガジン、スマートフォン用アプリ「べんとら」、その他紙媒体でのチラシ等があります。

    「LIBRA」には、今知りたい法改正や制度等について特集記事が掲載されるので、実務上とても役立つ内容になっています。また、著名人へのインタビューや、会員が描いた4コマ漫画も掲載されるなど、息抜きの際の読み物としても抜群です。

  • 「べんとら」ってなんですか?

    東弁が提供するスマートフォン用アプリです(全国の弁護士会で初めてアプリを開発・リリースし、新聞等各メディアで報道されました!)。

    「べんとら」は、「弁護士虎の巻」の略。研修の検索や若手支援制度の検索ができる他等法令集、刑事弁護の手続等のお役立ち情報や、申立手数料、逸失利益、婚姻費用、養育費等を瞬時に計算できるツールも入っていて、とっても便利で業務に役立つ大人気のアプリです!

    会員の声小南あかり(65期)
    小南あかり(65期)

    スマホユーザーなので、電車での移動中に「べんとら」を使って受けたい研修を探しています。「べんとら」で一番便利だと思うのは、計算ツールです。訴状の印紙代計算には必ず「べんとら」を使用していますし、離婚相談の時には、資料がなくてもすぐに婚姻費用や養育費の計算ができて助かります。

  • 東弁が運営する法律相談センターはありますか?

    都内のいろいろな場所に東京三会で各種法律相談センターを設置しているほか、池袋・北千住・錦糸町に東弁単独で法律相談センターを開設しています。

    これら法律相談は、名簿に登録した会員が交替で行っていますが、東京三会で設置している法律相談センターの年間の相談件数(有料相談)を見ると、東京三会の中では東弁が最も多く担当しています。

  • 会員に対する福利厚生があれば教えてください。

    会員への福利厚生の一つとして、各種チケットの販売があります。販売されるチケットの中には、なかなか取れないもの(大相撲、宝塚歌劇、歌舞伎、ミュージカル等)があるほか、購入の際に東弁から費用補助が出るものもあります。

    弁護士会館の中に、無料で使用できる面談室や、会員室があります。会員室内には、マッサージチェアを設置し、また囲碁将棋スペースもありますので、空き時間などにくつろいで過ごしていただくことができます。

    パソコン・プリンター、ロッカー、冷凍冷蔵庫、マッサージ機を備えた女性会員室もあり、授乳等にも利用できます。

  • 男女共同参画に向けての取り組みを教えてください。

    男女共同参画推進本部を設置し、東弁における男女共同参画推進のための措置や調査・研究、会員の問題意識の共有や理解を深めるための活動、男女共同参画基本計画の立案と実施状況の検証等を行っています。

    女性会員のみのメーリングリストがあります。家事と仕事の両立や、業務に関わる悩みごとのほか、"便利な託児所を教えて!"といったお尋ねまで、自由な情報交換が行えます。

  • LGBTに関して何か配慮はありますか。

    東弁は、多様な性のあり方を尊重し、すべての人が生き生きと活躍できる社会を目指して様々な活動に取り組んでおり、毎月2回、夜間に「セクシャルマイノリティ無料電話相談」を行っています。

    2018年10月には、全国の弁護士会で初めて、同性パートナーをもつ職員にも慶弔休暇、育児休暇、介護休暇等の休暇制度や扶養家族手当、住宅手当、慶弔金等の各種手当に関する規定が適用されるように就業規則等を改正し、新聞等各メディアで報道されました。また、2019年12月からは、同性パートナーをもつ会員についても、会費免除・会務活動の免除・弔慰金・災害補償等の福利厚生を受けることができるように規則改正等がされています。

  • 国際的な活動は行っていますか。

    東弁は、ニューヨーク、ロンドン、パリなど大都市の弁護士会が抱える諸問題を共有する目的で創設された世界大都市弁護士会会議(WCBL: World City Bar Leaders Conference)の創設メンバーです。WCBLに日本で参加している弁護士会は東弁だけです。

    シカゴ弁護士会、パリ弁護士会、香港大律師公会、香港律師会、ローマ弁護士会、バルセロナ弁護士会、ベトナム弁護士連合会(2019年1月現在)との間で友好協定を締結しており、継続的な国際交流に取り組んでいます。

    会員の声石黒美幸(43期)
    石黒美幸(43期)

    WCBLには、大都市の弁護士会の会長クラスの弁護士が大勢集まります。開催地は持ち回りで決まりますが、東京でも2017年9月に開催されました。大災害発生時における弁護士会による対応や、死刑制度に関する対応、AIの進展に伴う弁護士業務への影響など、世界各国の弁護士会が直面する課題につき、プレゼンテーションや質疑応答を通じて情報や意見を交換し、さらに、ランチ、ディナー、施設見学などのイベントを通じて議論を深めたり、親睦を図ったりしています。通信技術が発達した今日においても、直接会って話しをすることの意義はまだまだ大きく、また、会長クラスの弁護士が数多く参加しますので、高い見識に触発されることも多い会議です。当初は東弁、ニューヨーク、ロンドン、パリが創設メンバーとなり始まったWCBLですが、その後参加する弁護士会も多くなり、最近では20近い弁護士会が参加する規模に成長しています。

  • どんな公益活動を行っていますか?

    東弁は、都内4つの都市型公設事務所を支援しています。いずれも、専門分野における市民の司法アクセスの改善に大きく貢献し、社会的に有益な活動を行っています。

    東日本大震災の復興支援として、義援金を募る活動のほか、被災者を対象とする無料法律相談等、被災地への法的支援と被災された市民の方々の権利回復のための活動を積極的に行っています。

    広く市民を対象とした無料法律相談を行うほか、高齢者、障がい者、子ども、外国人等を対象とした無料法律相談も行っています。

    東弁は、基本的人権を擁護し、社会的正義を実現するため、東弁に人権救済申立がされた事案や、東弁が覚知した人権侵害事案について、人権侵害の主体に対し警告等を発出しています(人権救済申立事件)。

  • 最近児童虐待のニュースに接することが多いです。東弁ではこうした問題にも取り組みをしていますか。

    「子どもの人権110番」として、月曜日から土曜日まで、無料で、子どもの人権に関するあらゆる問題の相談を受けています。「子どもの人権110番」には多数の相談が寄せられており、ここで受けた児童虐待に関連する相談は、虐待を受けている子どもを「子どもシェルター」等に保護する活動のきっかけにもなっています。

    全国初の子どものためのシェルターである「カリヨン子どもの家」は、東弁の活動の一つとして弁護士と子どもたちでつくっているお芝居「もがれた翼」がきっかけとなって設立されたものです。

  • 弁護士会館のWi-Fi環境について教えてください。

    弁護士会館では、従来から日弁連が設置する「sakusaku」というWi-Fiが使用できていましたが、2022年4月から東弁使用部分においては、東弁が新たに設置した「GogoToben」というWi-Fiも使用できるようになりました。東弁の独自Wi-Fiは新しい機器等を導入していますので、更にWi-Fi環境が改善されています。
    こちら(会員サイト内)に「GogoToben」Wi-Fiのパスワードが掲載されています。