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【遺言相続法律支援PT勉強会 7月開催報告】マンション内孤独死への対応
2023年7月開催 テーマ「マンション内孤独死への対応」
2023年7月3日19時より、東京弁護士会弁護士業務改革委員会・遺言相続法律支援PT内における勉強会を実施しました。
今回の本勉強会のテーマは、マンション内孤独死への対応です。担当は、柿沼彰弁護士(柿沼彰法律事務所 63期)です。
現在、マンションの老朽化とマンション住民の高齢化という2つの老いに対応するために、区分所有法の改正が議論されています。ここにおいては、住民が行方不明となった場合の議決権行使や、マンションが老朽化した際の建替え要件の緩和などが議論されている一方で、2つの老いがもたらす老朽化したマンション内で身寄りのない高齢者が亡くなった場合への対応は、残された課題となっています。
経済的価値が残るマンションで、身寄りのない高齢者が亡くなった場合には、財産管理人が選任され、マンションは売却されて、新たな区分所有者が登場することになります。しかし、マンションが老朽化し、経済的価値が残っていない場合には、売却が困難であるだけでなく、財産管理人の報酬をどのように拠出するのか、管理費が滞納されていた場合にどのように回収するのか、という問題が残ります。
勉強会においては、管理組合やマンション管理会社から相談を受けた弁護士の立場を想定し、法的に有効な解決策がない場面でどのような対応をとるべきか、議論を行いました。
次回以降も、勉強会で議論されたテーマや内容等を報告していきます。