市民・国民の常識とバランス感覚を大事に
東京弁護士会 副会長
米田 龍玄
今から20年前に弁護士登録した後、取り組んできたことのひとつに犯罪被害者支援の活動が挙げられます。当時、加害者には国選弁護人が就く一方で、多くの法的問題に悩まされ、苦しい思いをしている犯罪被害者・遺族は、刑事法廷において何の権利もなく、蚊帳の外で、泣き寝入りを強いられていました。それがおかしいということは、一般の市民・国民の常識に照らせば明らかなことだったはずです。
ともすれば弁護士は、既存の考え方に固執し、一般の市民・国民の常識を否定しがちであるように思います。市民・国民の期待や要望を鋭敏に捉え、バランス感覚をもって、弁護士・弁護士会が、その責任を果たせるよう力を尽くしてまいります。




