市民からの課題に応える弁護士会を

東京弁護士会 副会長
豊﨑 寿昌
世界では戦争や紛争が激化し、帝国主義時代に戻ったかのようなニュースも相次いでおり、我々弁護士のよって立つ「法の支配」の理念が岐路に立たされているように見えます。社会においてもSNSの発達等により誰もが自由に意見を発信できる時代が到来する一方、深刻な立場の対立や断絶が可視化されています。
このような中、我々弁護士及び弁護士会は、市民の皆様からみてきちんとニーズに応えているかどうかという、地に足をつけた次元から活動を見直していきたいと考えます。弁護士会が何をやっているかは全くご存じない方も多いと思います。多様な課題に応えつつ、法律家集団として一つずつ課題に対応していきたいと存じます。