東京弁護士会

暴力団の本当の姿を知ろう

テレビドラマやマンガなどで作られたイメージだけではない、暴力団の正しいイメージを伝えることで、暴力団の被害から子どもたちを守りましょう。

講座のポイント

学習の視点

【暴力団のイメージ】

平成23(2011)年10月、東京都でも、「暴力団を恐れない、暴力団に金を出さない、暴力団を利用しない、暴力団と交際しない」ことを目的とする、いわゆる暴力団排除条例が施行されました。その直前には、某有名タレントが暴力団との不適切なメールのやり取りなどを理由に、自ら引退するという出来事もありました。このように、社会全体で暴力団排除の気運が高まっており、その必要性が強く叫ばれています。
それでは、子どもたちは、暴力団に対してどのようなイメージを持っているでしょうか。テレビドラマやマンガでは、暴力団、ヤクザがあたかもかっこよく、義理人情に厚い好人物、時にはヒーローとして描かれるなど、実際の暴力団の姿とかけ離れた印象を与えかねないものも多く見られます。
また、テレビや雑誌などで、社会的地位もある方々が、暴力団員のことを「実際に話すといい人も多い。」「必要悪である。」などと、その存在を肯定する、ときには、礼賛する発言をしている姿に接することもあるのではないでしょうか。
そうしたテレビや雑誌等の影響から、大人はもちろんのこと、子どもたちの中にも、おおよそそれに近いイメージを暴力団に対して抱いている子どもが多くいるものと考えられます。

【暴力団の実態】

ところが、暴力団の実態はまったく違います。人をだましたり脅したりして金銭を巻き上げ、覚せい剤などの違法な薬物を売りさばいて、人の人生をめちゃくちゃにし、人身売買や人を殺傷することもいとわない犯罪組織、それこそが暴力団の本質です。それにもかかわらず、暴力団員はいい人であるとか、かっこいい、正義の味方であるなどと誤解した子どもたちが安易に暴力団関係者と交際することは、子どもたち自身が有形・無形の被害を受けるおそれがあるだけでなく、気がつかないうちに、自ら犯罪行為に加担してしまうおそれすらあります。
また、ゆくゆくは、そうした誤解をもったまま子どもたちが暴力団員となってしまい、組織に取り込まれ、誤解だったと気がついたときには抜けられなくなり、犯罪行為に手を染め、一生を棒に振ってしまう、ということになりかねません。

【暴力団を否定する社会作りのために】

大人は、子どもたちがこのような取り返しのつかない事態に陥ってしまうことを防ぐために、普段から、大人自身が暴力団に対する正しい知識を持ち、暴力団の実態を認識するとともに、子どもたちにも暴力団の本当の姿、怖さ、「いい人」などではないこと、「必要悪」などはない、ということを知らせなければなりません。そして、なによりも、子どものうちから暴力団の本質を理解させ、暴力団を嫌悪し、市民の皆々が暴力団の存在自体を否定する社会を構築するようにしていかなければなりません。
これらの目的を達成するため、東京弁護士会民事介入暴力対策特別委員会所属の弁護士が、学校に出張し、子どもたちに本当の暴力団の姿を知ってもらうための授業をします。

講座の流れ

  • 弁護士による講義(30分)
    1. 暴力団ってどんな人たち?
    2. 何をして稼いでいるの?
    3. 暴力団員でもいい人はいるんじゃないの?
    4. 暴力団と暴走族
    5. 暴力団はかっこいいか
    6. 暴力団と関わりにならないために
    7. もしも暴力団員と関わってしまったら
    8. 私たちの社会に暴力団はいらない
  • DVD上映(30分)

お申込み方法

年間を通じて受付けています。実施日を決め、実施希望日の3ヵ月前までに、申込書をお送り下さい。

お問い合わせ

東京弁護士会(広報課内)法教育総合センター担当

  • TEL03-3581-2251
  • FAX03-3581-0865