「多文化共生社会」の実現に向けて
東京弁護士会の「外国人の権利に関する委員会」では、小中学校の生徒さん向けに、多文化共生社会について考える授業を行う弁護士を派遣しています。 2020年東京オリンピックに向けて多様性を重んじる社会の重要性が訴えられている一方で、日本では国籍や民族・人種に基づく深刻な差別が後を絶ちません。 まずは差別の実態を知ってもらい、今後、差別をなくしてお互いの違いを尊重し合う多文化共生社会を実現するためにどうしたら良いのかを考えてもらうための授業です。
講座のポイント
学習の視点
漫画や動画などの映像を多用して差別の実態を学びます。また、講師は生徒にたくさんの質問を投げながら講義を進めていきます。
対象学年、教科、単元
小学校5年生~高校3年生
社会、総合、道徳、学級活動
1~2単元(45~90分)
所要時間
90分が基本ですが、ご希望に応じて対応しますのでお気軽にご相談ください。
その他
事前準備は不要です。
講座の流れ
- 人種差別って何?まずは実際の事例から学ぼう。 →実際の事例を、漫画や映像で紹介。原告・被告チームに分けて意見を述べてもらった上で判決内容を紹介します。
- 人種差別はなぜ悪いの? →被害者の声を紹介し、人種差別が人の尊厳を傷つけることを知ってもらいます。また人種差別が虐殺にまでつながった過去の歴史を紹介し、社会全体に与える影響についても学びます。
- 人種差別と法律の関係は? →憲法、国際人権条約、ヘイトスピーチ解消法など、人種差別に関して定めている法律について学びます。
- 人種差別をなくすにはどうしたらいいの? →最後に、人種差別をなくすためにどうしたらよいのか、生徒さん一人一人に考えてもらいます。
- 日本にこんな差別があるなんて知らなかったので驚いた
- まずは関心を持つことが大事だということが分かった
- 大きなことはできないけど、小さなところから始めたいと思った
- TEL03-3581-2251
- FAX03-3581-0865
参加者の声
使用教材・シナリオ
お申し込み方法
年間を通じて受付けています。
ご希望の方は、申込用紙をダウンロード・印刷し、必要事項を記入の上、下記送付先までお送りください。後ほどこちらからご連絡いたします。
お問い合わせ
東京弁護士会(広報課内)法教育総合センター担当