刑事裁判傍聴
弁護士が、東京地方裁判所の実際に行われている刑事裁判をご案内します。
裁判はどなたでも自由に傍聴することができますが、この講座では刑事裁判の手続きをわかりやすく説明をしてから実際の裁判を傍聴し、傍聴後もみなさんからの質問にお答えします。本講座で、正しい知識を身につけ、より深く裁判を理解してみませんか。
講座のポイント
学習の視点
実際の刑事裁判を傍聴することで、刑事裁判の手続きの進め方や法廷の様子を見て、裁判官、検察官、弁護人の役割や被告人の置かれている状況を知ることで人権保障について考えるきっかけとしてもらいます。また、傍聴後には弁護士と質疑応答することで、傍聴した裁判の内容を確認し、更には刑事事件とは何か、法律・司法とは何かという本質的な理解を深めることができます。
対象学年、教科、単元
中学校(社会、公民)、高校(社会、現代社会)、大学
所要時間
約3時間(講座の流れをご参照ください)
その他
当日「裁判傍聴ってな~に?」というパンフレットを受講者全員にお渡しします。
講座の流れ
弁護士が案内して、東京地方裁判所の刑事裁判を傍聴します。まず弁護士会館に集合し、弁護士がパンフレットに沿って刑事事件の手続きや法廷での注意事項を説明します。その後、裁判所に移動し、1時間程度実際の刑事裁判を傍聴します。再び弁護士会館に戻り傍聴した事件を弁護士が解説し、質問に答えます。傍聴した事件以外のことでも、弁護士に聞きたいことがあれば何でも質問できます。
当日の進行
東京弁護士会が実施している刑事裁判傍聴は、午前、午後に分けて受け付けています。
いずれかを希望して申し込んで下さい。
午前の場合9:00 弁護士会館集合、全体説明
9:30頃 裁判所へ移動
10:00 法廷傍聴
11:00頃 弁護士会館に戻り質疑応答
12:00 終了
午後の場合12:30 弁護士会館集合、全体説明
13:00頃 裁判所へ移動
13:30 法廷傍聴
14:30頃 弁護士会館に戻り質疑応答
15:30 終了
参加者の声
- 傍聴したときはわからなかったことも、その後の弁護士の解説でよくわかった。
- 本物の裁判を見ることはなかなか出来ないので、貴重な体験が出来ました。法廷の中は空気が張り詰めていたと思いました。
使用教材・シナリオ
「裁判傍聴ってな~に?」(東京弁護士会作成のパンフレットを全員に配布します)
お申込み方法
年間を通じて受付けていますが、申し込みが集中する時期もありますので、希望日が決まりましたら4カ月前から遅くても2カ月前までには申込書をお送りください。東京弁護士会法教育総合センターが受付け次第、集合場所や時間をお知らせします。なお、裁判所の年度初めや夏期・冬期の休廷期間など法廷があまり開かれない時期や、傍聴にふさわしい事件の法廷が開かれない日もあり、ご希望に沿えない場合もあります。その際はご相談させていただきます。
ご希望の方は、実施希望日を決め、申込用紙をダウンロード・印刷し、必要事項ご記入のうえ、下記送付先までFAXでお送りください。 後ほど、こちらからご連絡いたします。
お問い合わせ
東京弁護士会(広報課内)法教育総合センター担当
- TEL03-3581-2251
- FAX03-3581-0865