東京弁護士会

裁判をやってみよう―民事模擬裁判

オリジナルのシナリオを使って、民事裁判を体験する授業を行っています。
児童・生徒の学年に合わせてカリキュラムを用意しています。内容などについては、ぜひお気軽にお問い合せください。

小学生向け教材―講座のポイント

学習の視点

相手の主張や考えを理解した上で、相手を説得することの難しさや大切さ、自分が相手から聞きたいことを聞き出すことの難しさや大切さを経験することを目的としています。
東京弁護士会法教育委員会の作成したシナリオを使い、原告代理人、被告代理人の立場に分かれた児童が自分の意見を主張し、相手方の意見に反論します。裁判官役の児童は、立場の異なる双方の主張や反論を聞いた上で、どんな判決であれば妥当なのかを議論します。

事前指導

事前指導は、弁護士と打合せを行った上で担当の教員の方に行っていただきます。事案の説明程度です。
その後、児童を原告代理人役、被告代理人役、裁判官役にグループ分けし、原告代理人役、被告代理人役は、自分たちが主張したいことをワークシートに記載します。裁判官役は事案の正確な把握に努めます。

本番

授業当日は弁護士が学校に伺います。対象は、原則として東京都内の学校です。
本番は児童全員が参加します。児童が演じる原告代理人・被告代理人・裁判官の各グループに弁護士が加わり、ポイントをアドバイスします。児童の迫力あるやり取りは、弁護士顔負けです。原告・被告の主張・反論が終わった後、裁判官役の児童は話し合いをして結論(判決)を考えます。裁判官役の児童が考えている間、代理人役の児童は、ここはよかった、あそこは失敗した、と、やり取りを振り返ります。いよいよ、裁判官役の児童が判決を発表します。さあ、結果は・・・?

講座の内容

出版社がアイドルグループの情報が詰まったお宝本を出版しようと準備しています。もう少しで出版できるという段階で、アイドルグループ側から「写真集にはメンバーが公表していない情報が入っているので、出版は止めてほしい」と言ってきました。
「お宝本の出版を認めるべきか、差し止めるべきか」というイメージしやすい争点を題材とした模擬裁判を実演することを通じて、児童は自分の考えを相手に伝える、相手の考えを聞いて反論する、そして双方の主張を聞いて妥当な結論を導くことを体験できます。

中高生向け教材―講座のポイント

学習の視点

民事裁判は、民事上の問題について、当事者間の話し合いでは解決ができない場合に、紛争解決手段として国民が利用できる制度です。民事模擬裁判では、どのように民事上の問題が裁判所で解決されるのかをわかり易く体験することができます。
そして、問題の解決方法を検討する裁判官の立場から、異なる利害関係を有する当事者の主張に配慮して、当事者の主張を十分に聞き、より適切な問題解決のために自ら考えた質問を行った上で、妥当な判決や、双方が納得のいく和解案を考えます。これらを通じて、視野を広げ、発想の柔軟性を高め、他人とのかみ合ったコミュニケーションを成立させる能力を向上させることを目的としています。
また、民事上の問題の解決を通じて、国民の権利と義務とを知ることにより、1人の人格として自立して生きるために必要な力を身に付けることも目的としています。

実施方法

民事模擬裁判は学校の施設で行います。対象は、原則として東京都内の学校です。また、授業の進行方法や内容については、事前に先生と相談のうえ、学校のご希望をうかがいながら決めていきます。
模擬裁判当日は2時間程度必要となります。なお、必要に応じて、生徒に対する事前説明を先生にお願いすることがあります。模擬裁判当日は、担当の弁護士が学校に赴き、生徒の指導、質疑応答、グループ討議に対する講評などを行います。なお、詳しい実施方法は、東京弁護士会法教育総合センターへお問い合わせください。

講座の内容

東京弁護士会法教育委員会の作成した民事模擬裁判シナリオを使い、原則として弁護士が、民事裁判のなかの尋問部分を実演します。
生徒は、裁判官としてその尋問を聞き、原告本人・被告人本人に補充尋問をした上で、グループに分かれて話し合いをして、原告と被告のどちらの言い分を認めるべきか、判決内容を考えます。また、判決ではなく、和解案を検討してもらうシナリオもあります。
なお、民事模擬裁判用のシナリオとして、①小説のモデルとされた原告が被告の小説家に対して出版の差し止めを求める「出版差止請求事件(ある男の一生)」、②パン屋へ建物を賃貸していた家主が、借主のパン屋に対して建物の明け渡しを求める「賃貸建物の明渡請求事件(パン屋「ル・パン」の立ち退き問題)」、③困っている甥にお金を工面した叔母が、そのお金が貸したものであると主張して甥に対してお金の返還を求める「貸金返還請求事件(貸したの?あげたの?)」などがあります。

参加者の声

  • 模擬裁判でお互いの気持ちを考えた上での判決を出すのはとても難しいことだと思いました。でもそれに対してみんなが納得してくれたことは、とてもうれしかったです。

お申し込み方法

年間を通じて受付けていますが、申込みが集中する時期もありますので、予定日の3カ月前までには申込書をお送り下さい。希望日に沿えない場合はご相談させていただきます。

お問い合わせ

東京弁護士会(広報課内)法教育総合センター担当

  • TEL03-3581-2251
  • FAX03-3581-0865