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デートDVについて考えよう

DVに詳しい弁護士が、中学校・高校等を訪問して授業を行う取り組みをしています。テーマややり方、日程も、ご担当の先生方と相談してオーダーメイドで授業をつくりますので、是非一度お問い合わせください。

講座のポイント

学習の視点

⑴ 深刻化するデートDV
 「デートDV」とは、交際相手に対する、からだ、言葉、態度による「暴力」をいいます。暴力とは、顔や身体を叩く、殴るというだけではありません。「ブス」「バカ」などと暴言をはく、無視する、メールを勝手に見る、他の友人との交遊を禁止するなどの過度な束縛なども含まれます。内閣府の統計によれば、女性の5人に1人、男性の10人に1人は、交際相手から暴力を受けたことがあり、そのうちの約50%はどこにも相談しておらず(あるいは相談できず)、約25%は心身の不調を訴えているとのことです。これから進学や就職で出会いが増える中高生が、デートDVの加害者・被害者にならないためには、早いうちからデートDVについて知っておく必要があります。

⑵ 暴力の背景は「人権」を尊重しないことにある
 デートDVは、女性に限らず、男性が被害を受けることもあり、同性カップルの間でもDVはあります。デートDVの根本的な問題は、相手の「人権」や「男女が平等であること」を尊重しない価値観にあります。また、「男らしさ」,「女らしさ」にとらわれることによって,同性愛やトランスジェンダーに偏見を持ち,無理解から人権侵害が起こることがあります。そこで、デートDVの問題を通して、基本的人権や男女の対等な関係、セクシュアル・マイノリティについて考えることにより、本当の意味での自由で平等な社会に参画する意識づくりを目指します。

対象学年、教科、単元

中学1年生~高校3年生(社会、家庭科、道徳、保健体育、総合学習)

所要時間

50分~100分程度

講座の流れ

※オーダーメイドで授業を作成します。実施時間やリクエストに応じて適宜変更可能です。
●クラスごとの実施が望ましいですが、それ以外の場合もご相談下さい。
●ロールプレイ形式(生徒参加型による寸劇)
●セルフチェック(チェックリストをつかって自分の意識を知る)
●デートDVの具体例紹介
●「人権」、 男女の平等とは(講義)
●当事者からのメッセージ(弁護士だけでなく、DV被害当事者とも連携しています)
●困ったときの相談窓口紹介、質疑応答

使用する教材例

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お申し込み方法

年間を通して受け付けています。「法教育授業申込書」に必要事項をご記入のうえFAXにてお申し込みください。
1.授業の準備に一定の時間を要するため、お申込はお早めにお願いします。
2.弁護士の都合や他のお申込の関係で、ご希望の日程では実施できない場合があります。
3.例年、3月はお申込が混み合うため、早い時期(できれば長期休暇の前など3月以外)のお申込をお勧めいたします。

お問い合わせ

東京弁護士会(広報課内)法教育総合センター担当

  • TEL03-3581-2251
  • FAX03-3581-0865