東京弁護士会

有罪?無罪?―刑事模擬裁判

裁判には民事裁判と刑事裁判がありますが、なじみがあって分かりやすいのは刑事裁判です。
このプログラムでは、その刑事裁判を体験していただきます。教材には、「小学生向け」と「中高生向け」があります。

小学生向け教材

生徒が3グループに分かれ、それぞれ裁判官・検察官・弁護人役を担当し、刑事裁判を実演します。イラスト付きのシナリオに従って進めるので、予備知識がなくてもスムーズに刑事裁判の流れを体験することができます。シナリオ内で作戦タイムを設けており、そこで弁護士の助言を受けながら各グループで議論し、被告人に自由に追加質問をしてもらいます。最後は、裁判官役が話し合って有罪か無罪かを決め、判決を言い渡します。

講座のポイント

学習の視点

生徒さんが裁判官・検察官・弁護人役となって刑事裁判を体験することで、司法や社会に興味を持ってもらうことを第一の目的としています。
また、検察官・弁護人役では、自分の立場を前提に深く考え、他人を説得するために意見を述べることを学びます。裁判官役では、公正に人を裁く手段として証拠・証言を見極めることが必要となるため、論理的思考力を養うことができます。また、中立的な立場での判断の難しさを学ぶことができます。

対象学年、教科、単元

小学校5~6年生(社会、くらしと政治)

所要時間

事前準備:1コマ
模擬裁判本番:2コマ

講座の流れ

事前準備(教員のみで行って頂きます)

生徒全員にシナリオを配布してもらい、事前に事案の把握と模擬裁判の流れを把握しておいてもらいます。 生徒を3グループに分け、裁判官、検察官、弁護人の役割を割り当てておきます。なお、シナリオには役割ごとにセリフが振られています(「裁判官①」、「裁判官②」など)ので、各生徒にどの部分を読むのかセリフを割り当ててください。

本番(弁護士同席)

弁護士が司会進行を行います。
シナリオに従って、刑事模擬裁判を実演します。
それぞれの立場から、被告人に対するシナリオにはない独自の質問を考え、実際に質問をしてもらいます。どのような質問をすればよいかを検討するため作戦タイムを設けて、チーム毎に担当弁護士とともに質問事項を考えます。
裁判官チームは、シナリオと追加された質問に対する回答を踏まえ、判決を下します。
その後、担当弁護士にて、模擬裁判の講評や質疑応答を実施します。

実績

2015年度 11件実施
2016年度  9件実施

参加者の声

今までは全く無関心だったけれど、裁判にとても興味を持つことができました。
今回裁判長役をやってさらに法律に興味を持つようになりました。

使用教材・シナリオ

「買ったの?盗ったの?」(窃盗被告事件)

事案は、アイドルのサイン入り写真集を被告人が見知らぬ男から買ったのか、被害者から盗んだのかを判断するものです。以下のようにイラスト形式で事案を紹介しているため、小学生でも無理なく理解が可能となっています。
shogakkou-keiji.jpg

中高生向け教材

生徒さんが裁判官、検察官、弁護人役となり、シナリオに沿って刑事裁判を実演します。
裁判官役は有罪か無罪かを判断し、判決を言い渡します。シナリオは、有罪にも無罪にもなるように作成してありますので、どちらが正解ということはありません。弁護士の指導を受けながら、検察官役、弁護人役が質問を加えるなどしてアレンジする中で、法律家の論理的思考を学ぶことができます。
刑事裁判の仕組みを体験し、理解できる楽しい講座です。

講座のポイント

学習の視点

刑事模擬裁判を通じ、裁判の手続き、裁判官、検察官、弁護人の役割などを学ぶことができます。
検察官・弁護人役では、自分の立場を前提に深く考え、他人を説得するために意見を述べることを学びます。裁判官役では、公正に人を裁く手段として証拠・証言を見極めることが必要となるため、論理的思考力を養うことができます。また、中立的な立場での判断の難しさを学ぶことができます。
シナリオに沿っての進行ではありますが、シナリオに質問を追加することで、相手から聞きたいことを引き出すことの大切さや難しさ、引き出したことを自分の主張に生かすことの大切さや難しさも学ぶことができます。

対象学年、教科、単元

中学生 社会・公民
高校生 社会・公民

所要時間

①事前指導:2コマ
②模擬裁判本番:2コマ

実施方法

クラス単位など少人数での実施も、学年全体など大人数での実施もできますので、申込みの際にご相談下さい。

講座の流れ

事前準備(教員のみで行っていただきます)

資料の配付、生徒の役割分担を行い、生徒には事前指導の日までに資料を読んでおくよう指導して下さい。

事前指導(弁護士同席)

事前指導は役割ごとに分かれて行います。最低3室(裁判官用、検察官用、弁護人用)を用意して下さい。
事前指導では、弁護士が刑事裁判手続の説明や、シナリオの解説、各役割ごとに準備すべきことなどを指導します。

本番(弁護士同席)

本番は、弁護士が司会進行を行います。生徒さんにそれぞれの役割を演じて模擬裁判を行ってもらいます。
模擬裁判後は、生徒さんに感想を発表してもらったり、担当弁護士による講評・質疑応答を行ったりします。

実績

2015年度 16件実施
2016年度 10件実施

参加者の声

今まで、裁判に関して、全く無関心だったけれど、裁判にとても興味を持つことができました。
法律に興味があって参加したが今回裁判長役をやってさらに興味を持った。法服を着られたのもうれしかった。

使用教材・シナリオ

使用教材一覧

①建造物侵入・窃盗未遂事件
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②東京駅窃盗事件
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③池袋デパート窃盗事件
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④殺人未遂事件
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⑤傷害致死事件
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お申し込み方法

年間を通じて受付けていますが、申込みが集中する時期もありますので、事前指導予定日の3カ月前までには申込書をお送り下さい。希望日に沿えない場合はご相談させていただきます。
ご希望の方は、実施日を決め、申込用紙をダウンロード・印刷し、必要事項ご記入のうえ、下記送付先までFAXでお送りください。 後ほど、こちらからご連絡いたします。

お問い合わせ

東京弁護士会(広報課内)法教育総合センター担当

  • TEL03-3581-2251
  • FAX03-3581-0865