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横浜弁護士会所属会員の殺害事件に関する会長声明

2010年06月03日

東京弁護士会 会長 若旅 一夫

 2010(平成22)年6月2日午後2時40分ころ、横浜弁護士会に所属する弁護士が、勤務していた事務所を訪問した男に、胸部等を刃物で刺され、死亡するという事件が発生した。

 今回の事件は、犯人の素生や事件の原因等は明確になってはいないものの、凶器を用いた暴力により弁護士の業務を妨害しようとした可能性が極めて高いと思われ、司法制度及び法秩序に対する重大な挑戦であって、断じて許されるものではない。

 当会は、このような犯行を行った者を強く非難し、捜査機関に対して一刻も早い犯人逮捕と真相の徹底究明を強く求め、今後も、弁護士に対する業務妨害に一致団結して毅然と対処し、かかる暴力にひるむことなく、弁護士の使命である基本的人権の擁護と社会正義の実現のため、職務を遂行する決意である。