東京弁護士会

秋田弁護士会所属会員の殺害事件に関する会長声明

2010年11月05日

東京弁護士会 会長 若旅 一夫

 
2010(平成22)年11月4日午前4時5分ごろ、秋田弁護士会に所属する津谷裕貴弁護士が、同弁護士の自宅を訪問した男から刃物で腹部などを刺され、約1時間半後に搬送先の病院で死亡するという痛ましい事件が発生した。当会は、亡くなられた津谷弁護士のご冥福を心からお祈りするとともに、御遺族に対して謹んで哀悼の意を表する。

報道によれば、逮捕された被疑者は、かつて津谷弁護士が受任していた離婚事件の相手方であったとのことであり、動機や原因が明確でないものの、津谷弁護士の弁護士業務に関連して発生した可能性が高く、この様な犯罪は断じて許されるものではない。
本年は6月に、横浜弁護士会に所属する前野弁護士が業務に関連して殺害される事件が発生しており、今回、再び弁護士が暴力によって命を奪われたことは誠に痛恨の極みである。
このような暴力という犯罪行為によって自らの主張を実現しようとすることは、司法制度及び法秩序に対する重大な挑戦であって、断じて許されるものではない。
当会は、このような犯行を行った者を強く非難し、捜査機関に対して厳正かつ迅速な捜査と真相の徹底究明を強く求め、今後も、弁護士に対する業務妨害に一致団結して毅然と対処し、かかる暴力にひるむことなく、弁護士の使命である基本的人権の擁護と社会正義の実現のため職務を遂行することをここに表明する。

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