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安倍晋三元内閣総理大臣に対する銃撃事件に関する会長声明

2022年07月11日

東京弁護士会 会長 伊井 和彦

2022年7月8日、奈良市の近鉄大和西大寺駅前において、安倍晋三元内閣総理大臣が、参議院選挙候補者の応援演説を行っていた最中、銃撃され、死亡するという事件が発生した。
その動機、背景等がいかなるものであれ、選挙期間の応援演説中の政治家に対して、銃器を用いてその尊い生命を奪うことは、暴力によって言論を封殺するものであり、民主主義に対する重大な脅威である。断じて許されない暴挙というほかはない。
他方、今回の事件の動機、背景等については一部報道がなされているが、未だ捜査中であり、真相解明は適正な手続のもとに司法機関に委ねられるべきである。
当会は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現するという弁護士の使命に照らし、本件の民主主義を否定する暴挙に対して厳重に抗議するものである。
当会は、安倍元内閣総理大臣に対して心から哀悼の意を表するとともに、社会から暴力行為や銃器犯罪を根絶すべく、国民とともに行動することを、ここにあらためて表明するものである。

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