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市民の皆様へ 新年のご挨拶

2025年01月01日

東京弁護士会 会長 上田 智司

新年明けましておめでとうございます。

当会は一貫して市民の権利を護り、社会正義を実現することをその目的としてきましたが、市民の皆様にとりましては必ずしも身近な存在ではないかもしれません。しかし、弁護士または弁護士会は市民に寄り添い、ともに考え、より良い解決を目指し、かつ、それを実現する存在でなければならないと思います。当会は、市民の立場に立ち、その悩みや問題を共有することによって、頼りがいのある存在となっていくことが求められます。

目まぐるしく社会が変化していく中で、市民のニーズも多様化し、市民が弁護士に期待する役割も変化していることを実感しています。市民からの期待に弁護士が応えるためには、弁護士自身も変わっていかなければなりません。

弁護士がいろいろな分野で活躍できるようになっていることは、市民の皆様にとりましても、弁護士へのアクセス障害をなくす大きなきっかけになると考えます。

当会の会員には社会経験のある会員や、組織内弁護士として活躍している会員も数多く、また男女共同参画が進み、女性会員が活躍する場面も増えて参りました。高齢者、障害者へのケアに積極的に注力している会員も増えています。

当会は、市民の様々なニーズに応えられる会員が数多く存在し、市民のために役立っていると自負しています。当会はこれからも市民に寄り添い、市民の多様な要望に対応し、市民が安心して暮らせる社会が実現できるよう注力して参りますので、今後とも引き続きご支援をお願い致しまして、年頭のご挨拶と致します。

本年が市民の皆様にとりまして良い年になりますよう、心より祈念しています。