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Part17 雨の記憶
東京弁護士会「子どもの人権110番」(TEL:03-3503-0110)に寄せられる、子どもの人権をめぐるたくさんの相談・・・「もがれた翼」は、こうした子どもたちの声から創られるお芝居です。「もがれた翼」をきっかけに、カリヨン子どもセンター(日本で初めての子どもシェルター等)が設立されました。
今年のお芝居では、性的虐待の被害を受けた子どもたちの苦しみと、その子どもたちと一緒にその事実と向き合い、戦おうとするおとなたちの姿を描きます。
物語は、弁護士が関わった実際にあった事件をベースにして作られています。性的虐待が、どれほど子どもたちの心と体に、いつまでも癒えない、深刻なダメージを与えるのか…。そして、傷つき、苦しむ子どもたちのために、私たちは一体何ができるのでしょうか。
もがれた翼パート17「雨の記憶」、皆さまとご一緒に考える機会となれば幸いです。
日 時 2010年8月21日 17時00分開演(16時30分開場)
場 所 豊島公会堂(東京都豊島区東池袋1-19-1) JR山手線池袋駅東口下車 徒歩約5分
地図(豊島公会堂のHP)
入 場 800名
演 出 久保田 邦明(東海大学付属望星高校教諭)
脚 本 坪井 花梨(社会福祉法人カリヨン子どもセンター)
照 明 木村 秀信(スクラムスタッフ)
音 響 余田 崇徳、竹田 雄(Three Quarter)
音 楽 余田 崇徳、ぱくぱく
製 作 東京弁護士会子どもの人権と少年法に関する特別委員会
出 演 公募参加の子どもたちと東京弁護士会の弁護士
協 力 社会福祉法人カリヨン子どもセンター / 東海大学付属望星高等学校
主 催 東京弁護士会
共 催 豊島区
お問い合わせ TEL03-3581-2205 東京弁護士会 人権課
あらすじ
今から約10年前、父親から性的虐待を受けていた少女が勇気を振り絞って父親を刑事告訴したが、裁判所では、父親と衝立一枚で仕切られただけの状態で大勢の大人から尋問を受けるという過酷な経験をして、その後、ある悲劇が起きてしまった。
時代は進み、現在、一人の少女が援助交際をしていたことから、警察に保護され、家庭裁判所で審判を受けることになった。しかし、審判の過程で、少女は、義理の父親から長年にわたって性的虐待を受け続けていたことが分る・・・。
自分が受けた性的被害を誰にも打ち明けられず、一人で悩み苦しみ続けてきた少女に対して周りの大人たちには何ができるのだろうか。少女を救おうとする「輪」が、一つ、また一つと広がっていく。