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紛争解決事例

解決事例1 ウィンウィンの医療事件

前立腺癌で全摘手術後、入院中に病院側のミスでカテーテルが抜けた。その後、尿モレが1年も止まらなかったので、病院を相手に申し立てた。3回目の期日で双方納得の和解が成立し(患者は200万円の和解金の支払いを受け、その後もその病院に通院し治療を続けるという内容)、双方大変満足した。

本件のポイント

  1. 訴訟による場合と比較して圧倒的に迅速に解決した。
  2. 解決内容が特色的である。円満な心の通った共感的な解決内容であり、患者のニーズを適切に汲むことができている。

解決事例2 多額の横領事件の示談

申立人は、相手方会社在職中、会社の金を横領した(700〜800万円と思っている)。ところが、会社は3,500万円と主張して譲らないので、会社を相手に申立てをした。金額の開きが大きかったが、双方からヒアリングをして、あっせん人が2,000万円の和解案を出して説得し、2回目の期日で和解成立した。刑事事件にならず、双方満足した。

本件のポイント

圧倒的に迅速な解決が図られ、刑事事件化、民事での長期戦を回避できた。

解決事例3 老母が高齢者施設内で転倒し、入院後死亡した事件

申立人の実母が相手方施設内で転倒、骨折して入院したが、肺炎になり死亡した。申立人が相手方の安全配慮義務違反を理由に2,000万円の慰謝料請求をした。相手方は転倒、骨折について無過失、肺炎につき因果関係がないことを主張した。あっせん人が「参考提案書」で300万円を提案し、3回目の期日で解決した。

解決事例4 退職金請求事件

申立人は、就業規則に基づき600万円の退職金の支払い請求をしたが、相手方会社は、申立人の不法行為を理由とする懲戒解雇なので0円と主張した。あっせん人の説得により、200万円で和解した。

解決事例5 刑事公判中の事件の示談

申立人は、酒気帯び無免許運転で相手方A、Bに傷害を負わせ、公判審理中であったので、早期の示談成立を求めて申立てをした。相手方Aは320万円、同Bは65万円の支払いを求めたが、あっせん人の説得により、2回目の期日で(公判の結審に間に合うように期日を調整)、相手方Aに対し175万円、同Bに対し45万円の支払いで和解した。

本件のポイント

柔軟な期日調整が図られ、あっせん人の熱意もあって、迅速に解決した。

解決事例6 兄弟間の遺産分割事件

60年前の父の相続につき、相手方(長男)が不正に自宅を単独名義にして使用しているので、申立人(二男)が損害賠償請求として3,000万円の支払いを求めたのに対し、相手方は、500万円の支払いを主張した。あっせん人の説得により、4回目の期日で1,360万円の支払いで和解が成立した。

東京弁護士会 紛争解決センター
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