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東京弁護士会が今年もPRIDE指標でゴールドとレインボーをW受賞しました!(2022年12月6日号)
東京弁護士会は、「PRIDE指標2022」において、PRIDE指標の最高評価である「ゴールド」を受賞し、さらに「レインボー」認定も受け、昨年に引き続き、「ゴールド」、「レインボー」のW受賞を果たしました。「レインボー」認定は、PRIDE指標2022に応募した30団体のうち14団体で、弁護士会としては東京弁護士会のみです。
「PRIDE指標」は、任意団体「work with Pride」が、2016年に、職場におけるセクシュアル・マイノリティへの取り組みの評価指標として策定しました。「Policy(行動宣言)」、「Representation(当事者コミュニティ)」、「Inspiration(啓発活動)」、「Development(人事制度・プログラム)」、「Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)」の5つの評価指標から成り、各評価指標にさらに細分化された評価項目が設けられ、具体的な取り組みの範囲やレベルを確認できる内容になっています。
また、2021年には、日本社会でのセクシュアル・マイノリティに関する理解促進や権利擁護において、企業や団体が果たす役割や存在感が増していることも視野に入れ、国・自治体・学術機関・NPO/NGOなどとのセクターを超えた協働を推進する企業・団体を評価する「レインボー認定」が新設されました。「レインボー」認定は、「PRIDE指標」において「ゴールド」を獲得していることを前提に、日本におけるセクシュアル・マイノリティに関する法制度の実現に公に賛同表明していること、またセクシュアル・マイノリティに関する理解促進や権利擁護のために、セクターを超えた主体と協働するコレクティブ・インパクト型の取り組みを推進していることが求められます。
応募に際しては、「PRIDE指標」、「レインボー認定」とも、応募フォームにしたがって評価項目をチェックし、具体的な取り組みを記入していくのですが、この作業を行うことによって、取り組みの達成度や課題を具体的に確認することができ、新たな目標を設定する契機にもなります。
例えば、「PRIDE指標」における評価指標の「啓発活動」には、「セクシュアル・マイノリティへの理解を促進する啓発期間の設定」という評価項目があります。そこで東京弁護士会では、昨年度よりセクシュアル・マイノリティ週間を設け、セクシュアル・マイノリティについての理解を深める啓発活動を集中的に行う期間としています。具体的には、弁護士会館内にポスターを掲示し、レインボーのデザインの缶バッジの配布・着用や、職員向けのセクシュアル・マイノリティ講座の配信を行い、職員や会員の理解と関心を集めるとともに、対外的にはセクシュアル・マイノリティに関連するコラムを毎日配信するなどして、一層の啓発活動に努めています。
また、評価指標の「当事者コミュニティ」には、「無記名の意識調査(従業員意識調査やエンゲージメント調査等)でセクシュアル・マイノリティの意見も統計的に把握できるようにしている」との評価項目があることから、セクシュアル・マイノリティについての意見を統計的に把握できるように、東京弁護士会の職員や会員に対する無記名のSOGIアンケートの実施について検討しています。
他にも、「人事制度、プログラム」の評価指標には、トランスジェンダーの従業員向けに「戸籍変更の際の社内手続きのガイドがある」との評価項目があることを踏まえて、内部手続きのガイドの作成についても検討しています。
このように、東京弁護士会では、「PRIDE指標」や「レインボー認定」への応募を一つの契機として、取り組みのレベルアップに努めています。
東京弁護士会は、今後も、こうした取り組みを地道に積み上げていくことにより、セクシュアル・マイノリティに関する理解促進や権利擁護に引き続き尽力してまいります。