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性の平等に関する委員会

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東京三弁護士会多摩支部の取組みのご紹介(2022年12月8日号)

東京三弁護士会多摩支部にてセクシュアル・マイノリティの問題に取り組む多摩レインボーメンバーズに寄稿いただきました。

多摩レインボーメンバーズの活動についてご紹介します。

東京地方裁判所に本庁と立川支部があるように、弁護士会にも本庁と多摩支部があります。といっても弁護士会多摩支部という団体があるわけではなく、東京にある3つの弁護士会(東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会)の会員のうち多摩地区に事務所のある弁護士により、東京三弁護士会多摩支部(以下「多摩支部」)という長い名称の団体が組織されています。

2016年頃、とある市から、「市役所でLGBT向けの法律相談を実施したいので、相談担当弁護士を派遣して欲しい」との依頼があり、多摩支部の性の平等に関する委員会から誰が行くのか?ということが話題になりました。

そこで初めて多摩支部ではまだセクシュアル・マイノリティの法的問題について組織的に取り組んでいないことに直面しました。

多摩地区は、東京23区の約2倍の面積に、東京23区の人口の約半数くらいの人が住んでいます。多摩地区のセクシュアル・マイノリティは法的トラブルに直面した時、何処の誰に相談しているのか?法律相談だけでもすごく勇気がいるのに、電車に乗って新宿区や千代田区に法律相談に行かなくちゃだめなのか?と考えた時、何かが違うだろうと思いました。

多摩地区のセクシュアル・マイノリティの受け皿がない、なければ作る、そういった考えを持った数名の会員が集まりました。それが現在の多摩レインボーメンバーズの核となりました。

その後は崖から飛び降りながら飛行機を組み立てるような慌ただしい日々が始まりました。相談者がそれぞれのやり方で弁護士にアクセス出来るよう、電話相談と面談相談の2種類の窓口を用意しました。相談体制や相談規約の草案を起こし、東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会の3つの弁護士会すべてにお願いし、応援してもらえることになりました。相談担当弁護士の育成にも努めました。セクシュアル・マイノリティ案件に熟練した弁護士を講師にお招きし相談担当者向け研修を担当していただいたほか、当事者の方も講師として多摩支部へお招きし、夜更けまで色々なことを教えていただきました。そうして誕生した制度が、東京三弁護士会多摩支部レインボー相談です。そして相談担当弁護士は自らのことを、いつのまにか多摩レインボーメンバーズと呼ぶようになりました。

各自の家庭や仕事の都合で日帰りとなりましたが、事務所の会議室を借りて合宿も行い、各メンバーが割り当てられた文献を予習して法的知識を共有しました。大切なところを確認したり、セクシュアル・マイノリティの直面する結婚の問題、相続の問題について学ぶうちに、カップルや親子って何か、そもそも家族って何か?深く議論し各自が考えました。

あの合宿で多摩レインボーメンバーズの結束は強化されたと思います。2019年以降は新型コロナウイルス感染拡大の影響で思うように集まれていませんが、またいつか合宿はやろうと思います。

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