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性の平等に関する委員会

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東京弁護士会がPRIDE指標において3年連続でゴールドとレインボーをW受賞しました!

2023年11月、「PRIDE指標2023」の発表が行われ、東京弁護士会は、職場における性的少数者への取り組みの評価指標である「PRIDE指標」において、2019年から5年連続で最高評価の「ゴールド」を受賞しました。また、コレクティブ・インパクト型の取り組みについて表彰される「レインボー認定」を3年連続で受賞することができました。

「PRIDE指標」は、任意団体「work with Pride」が2016年に策定した日本の職場におけるセクシュアル・マイノリティへの取り組みの評価指標です。

セクシュアル・マイノリティの人々が誇りを持って働ける職場の実現を目指して、そして5つの評価項目である「Policy(行動宣言)」、「Representation(当事者コミュニティ)」、「Inspiration(啓発活動)」、「Development(人事制度・プログラム)」、「Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)」の頭文字をとって「PRIDE指標」という名称になっています。

また、「レインボー認定」は、日本社会でのセクシュアル・マイノリティに関する理解促進や権利擁護において、企業や団体が果たす役割や存在感が増していることも視野に入れ、国・自治体・学術機関・NPO/NGOなどとのセクターを超えた協働を推進する企業・団体を評価するものとして2021年に創設されました。

東京弁護士会は、2012年に初めてセクシュアル・マイノリティを正面からテーマにしたシンポジウムを開催して以降、2012年3月に全国の弁護士会で初めてセクシュアル・マイノリティの人権問題に取り組む常設PT(プロジェクトチーム)を設置し、PTを中心に、セクシュアル・マイノリティの人権問題に関する積極的な活動を行っています。

2014年6月からは日本の弁護士会で初めてセクシュアル・マイノリティ専門の無料電話相談を開始するとともに、セクシュアル・マイノリティ相談員の育成・研修にも取り組んでいます。2016年には、当時セクシュアル・マイノリティの法律問題に関する書籍が今ほどは充実していなかった中、研究の成果を『セクシュアル・マイノリティの法律相談 LGBTを含む多様な性的指向・性自認の法的問題』(株式会社ぎょうせい)にまとめ、知見の共有を行いました。2022年より東京レインボープライドへのブース出展を行い、Q&A冊子の配布等を行っています。

意見書や会長声明など対外的な意見の表明も行ってきており、2023年においては、3月に「性的指向及び性自認の多様性に関する理解の増進に関する施策を策定、実施するとともに、性的指向及び性自認を理由とする差別の禁止を法律に明記し、あわせて同性婚の法制化を早期に実現することを求める会長声明」、6月には「トランスジェンダー当事者である弁護士に対する脅迫行為を非難し、改めて、性的指向及び性自認を理由とする差別の禁止の実効的な法制度の確立を求める会長声明」、7月には「トランスジェンダー当事者(MtF)に関する行政措置要求判定取消等請求訴訟の最高裁判決を受け、国に対し、同判決の趣旨に沿った対応をするよう求める会長声明」を発出しています。

活動の中で、日本弁護士連合会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会とも協働させていただいており、今回の受賞にあたっても、これらの皆様からコメントをいただきました。

今回のPRIDE指標「ゴールド」・「レインボー認定」の受賞を追い風に、今後もますます他会や他団体、社会全体での協働の輪を広げ、セクシュアル・マイノリティの人々が自分らしく伸び伸びと暮らしていけるような社会を目指すべく、邁進してまいります。

東京弁護士会は、2024年4月19日から21日まで開催されるTRP2024(東京レインボープライド2024)に参加します。TRPに参加される方は、ぜひ当会のブースにもお越しください。

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