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性の平等に関する委員会

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東京弁護士会がPRIDE指標でゴールドとレインボーをW受賞しました!(2021年11月号)

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東京弁護士会は、職場における性的少数者への取り組みの評価指標である「PRIDE指標」において、2019年から3年連続で最高評価の「ゴールド」を受賞しました。また、コレクティブ・インパクト型の取り組みについて表彰される「レインボー」を今年初めて受賞することができました。

「PRIDE指標」は、任意団体「work with Pride」が2016年に策定した日本の職場におけるセクシュアル・マイノリティへの取り組みの評価指標です。

セクシュアル・マイノリティの人々が誇りを持って働ける職場の実現を目指して、そして5つの評価項目である「Policy(行動宣言)」、「Representation(当事者コミュニティ)」、「Inspiration(啓発活動)」、「Development(人事制度・プログラム)」、「Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)」の頭文字をとって「PRIDE指標」という名称になっています。

今回初受賞となった「レインボー」は、日本社会でのセクシュアル・マイノリティに関する理解促進や権利擁護において、企業や団体が果たす役割や存在感が増していることも視野に入れ、国・自治体・学術機関・NPO/NGOなどとのセクターを超えた協働を推進する企業・団体を評価するものとして今年から新設されました。

東京弁護士会は、2012年3月に全国の弁護士会で初めてセクシュアル・マイノリティの人権問題に取り組む常設PT(プロジェクトチーム)を設置しました。設置前の2012年に初めてセクシュアル・マイノリティを正面からテーマにしたシンポジウムを開催してから、毎年のようにシンポジウムや公開学習会を行っています。2021年は「同性カップル~さまざまな家族のかたち」と題して、実際に子育てをしている同性カップルと専門家をパネリストに迎え、法的な現状と問題点についてパネルディスカッションを行いました。

また、2014年6月からは日本の弁護士会で初めてセクシュアル・マイノリティ専門の無料電話相談を開始するとともに、セクシュアル・マイノリティ相談員の育成・研修にも取り組んでいます。2016年には『セクシュアル・マイノリティの法律相談 LGBTを含む多様な性的指向・性自認の法的問題』(株式会社ぎょうせい)を出版しました。さらに、2021年3月には、東京弁護士会として「同性カップルが婚姻できるための民法改正を求める意見書」を提出しています。

こうした取り組みを行う中で、日本弁護士連合会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会といった他弁護士会とも協働し、セクシュアル・マイノリティに関する取り組みの輪を広げてきた結果が評価され、今回のレインボー受賞につながりました。また、応募にあたり、コメントを下さった日本弁護士連合会会長、第一東京弁護士会会長、第二東京弁護士会会長の皆様のご尽力なくしては、レインボー受賞は得られませんでした。ご尽力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

今回のPRIDE指標「ゴールド」・「レインボー」のW受賞を追い風に、今後もますます他会や他団体、社会全体での協働の輪を広げ、セクシュアル・マイノリティの人々が自分らしく伸び伸びと暮らしていけるような社会を目指すべく、邁進してまいります。

身近でお困りのことがございましたら、ぜひ東京弁護士会のセクシュアル・マイノリティ電話法律相談までご相談ください。

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