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模擬評議の実施レポート<平成26年10月18日 足立区立宮城小学校>

平成26年10月18日(土)、当センターは、足立区立宮城小学校に2名の講師を派遣しました。

今回の講師派遣では、土曜日の授業2コマを利用し、小学校6年生(2クラス)を対象に、裁判員を体験していただきました。1コマで事件の題材のDVDを視聴していただき、もう1コマで班(5、6人で1班)毎に評議を体験していただくという流れでした。

今回の講師派遣は、普段よりも受講生の年齢が低いことが特徴でしたが、扱う題材は、各講師派遣と同じものでした。「弟が兄を死なせてしまった」という事件も、「被告人(弟)に殺意があったか否か」という争点も同じです。

この題材は、法学を学んだ大学生でも頭を悩ませる問題です。ですから、私は、小学校6年生が評議をするのは難しいのではないかな、と考えていました。

しかし、私が「結論から考えるのではなく、まずは事実に着目しよう。」、「どれが重要な事実かを考えるのではなく、まずはどんどん事実を挙げてみよう。」と講義をすると、受講生はどんどん意見を出して評議を進めました。

班毎の発表(被告人に殺意があったか否かについて発表します。)では、結論と理由を挙げられなかった班はなく、どの班も真剣に検討した結果を発表することができました。受講生の皆さん、とても立派でした。

模擬評議の終了後、受講生から、弁護士さんと気軽に話せそうという感想をいただきました。

模擬評議を通じて、裁判員裁判だけではなく、弁護士も身近に感じていただけたなら、とても嬉しく思います。

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