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裁判員制度センター

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模擬評議の実施レポート<平成27年3月6日 府中市立府中第三中学校>

平成27年3月6日、当センターは、府中市立府中第三中学校に5名の委員を派遣し、中学3年生の生徒さんに模擬評議を体験していただきました。

同学校では、すでに授業内で裁判員制度の是非についてディベートを実施するなど、裁判員制度に関する意識が高い状態で当日に臨んでいただきました。

そのため、今回の講義では、時間枠として3時間をいただいていたということもあり、裁判劇をみて模擬評議をするという通常コースの他にも、裁判員裁判対象事件を多く経験している委員が裁判員制度の歴史と現状に関して講演をし、また、一般的な刑事手続の流れについてスライドを使った解説を行いました。生徒さんも普段なじみのない刑事手続の話ということで、とても熱心に聞き入っていました。

その上で、弟が兄を死なせてしまった事件の裁判劇DVDを鑑賞した後、グループに分かれ、被告人に殺意があったか否かについて、自分が裁判員になったつもりで議論してもらいました。

これまでにもディベートの経験があるからか、生徒さんはとても積極的に議論をされていました。その内容も、「疑わしきは被告人の利益に」・「証拠裁判主義」といった刑事手続のルールを守り、鑑定書や捜査報告書などの手持ち資料をもとに説得的な意見を述べていたのが印象的でした。

各グループに発表してもらった後の質疑応答では、「どうして弁護士になろうと思ったの?」などのたくさんの質問をいただきました。将来の進路として「弁護士」という職業があることや、普段弁護士がどんな仕事をしているのかを知っていただける機会になったのであれば嬉しく思います。

今後とも、今回のような講師派遣を継続し、司法を身近に感じていただけるよう活動して参りたいと思います。

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