アクセス
JP EN
裁判員制度センター

裁判員制度センター

 
詳細な実施内容・お申し込み方法などはこちらをご覧ください。

模擬評議の実施レポート<平成30年1月23日 東海大学付属高輪台高等学校>

平成30年1月23日、東海大学付属高輪台高等学校に弁護士1名を派遣して、3年生1クラスを対象に裁判員裁判の模擬評議を行いました。
東海大学付属高輪台高等学校には毎年講師を派遣しており、今回が5回目になります。

模擬評議は、例年と同じく、当センター作成の弟が酔っぱらって暴れる兄を押さえつけて死亡させてしまった事件の裁判ドラマを題材として、弟に兄を殺す意思(殺意)があったのか、なかったのかという点について5名程度のグループに別れて議論をしてもらいました。

午前中に裁判ドラマを視聴していただいたのですが、この日は、前日から夜にかけての雪の影響により交通機関が大きく乱れ、欠席する生徒さんや遅れて登校した生徒さんがいる中での授業となりました。
裁判ドラマを視聴できていない生徒さんは、議論に参加することが難しい様子でしたが、他の生徒さんの意見を聴いて反論をするなど関心を持って授業に参加してくれていました。
最初の意見では、グループの全員が同じ結論になっているグループもありましたが、講師の弁護士が反対の立場から意見を述べたところ、それを基に議論を深めていました。

模擬評議後は、グループ毎に結論とその結論を支える主要な理由を説明してもらいました。
8グループのうち、殺意を認めなかったグループが3グループ、全て殺意を認めたグループが5グループという結論でした。グループ毎に主要な理由が異なっており、生徒の皆さんそれぞれが一生懸命議論してくれたという印象を持ちました。

生徒の皆さんが今後裁判員に選任された際、今回の授業の経験が少しでも役に立てばうれしく思います。

DSC_0923.JPG

詳細な実施内容・お申し込み方法などはこちらをご覧ください。
裁判員制度センターメニュー