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模擬評議の実施レポート<令和7年2月5日 桐朋女子中学校>

【日時・場所】
・令和7年2月5日(水) 13時20分~15時00分
・桐朋女子中学校

【対象・実施方式】
・中学3年生 5クラス 約150名
・1クラスに1人の弁護士という体制で法教育授業をおこないました。

【実施概要】
・201号法廷を題材にしました。
・冒頭で自己紹介を行い、今回は殺意の有無のみ判断してもらう旨説明し、201号法廷事件のDVD(50分間)を鑑賞してもらいました。
・鑑賞後、4人ほどの班に分かれて議論をしてもらい、班の代表者に有罪・無罪の結論とそれに至った理由を発表してもらいました。
・ある生徒は、事件の起きる3日前に被告人が被害者に対し「ぶっ殺すぞ」と述べた事実から被告人の殺意があるという意見でしたが、ある生徒は、「ぶっ殺すぞ」と言った事実から殺意まで認めることはできないという意見でした。
・また、被害者が酒に酔った時は、事件以前も、被告人が被害者をうつ伏せの状態にして頭を押さえていた、という事実について、ある生徒は、本件も事件以前と同じ態様だから、殺意はないという意見でした。他方、ある生徒は、本件では、ガムテープで縛っていることや被害者の頭皮から出血している点、すなわち事件以前との相違点があることを理由に殺意を認定したという意見でした。
・一つの事実に対して、異なる評価がありうること(正解が決まっているわけではないこと)、一人ひとりの異なる価値観や意見を反映させることが大切であるという話をすると、真剣に話を聞いてくれました。
・活気のある生徒さんが多く、各生徒が真剣に考えてくれたと思います。

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