アクセス
JP EN
裁判員制度センター

裁判員制度センター

 
詳細な実施内容・お申し込み方法などはこちらをご覧ください。

模擬評議の実施レポート<平成27年11月19日 白井市民大学校>

当センターは、平成27年11月19日、千葉県の白井市民大学校に2名の委員を派遣し、シニア学部1年生の30名の生徒さんに模擬評議を体験していただきました。
初めてお招きいただいてから今年で4回目となりますが、今年も例年同様、生徒さん達の活発な議論が展開されました。

講義では、まず、派遣講師が簡単に裁判員裁判の制度について解説させていただきました。

次に、弟が兄を死なせてしまった事件の裁判劇DVDを鑑賞していただきました。
みなさん、鑑賞しながら熱心にメモを採られていたのが印象的でした。

さて、最後に、メインイベントの模擬評議です。
生徒さん達が2つのチームに分かれて、裁判劇DVDのストーリーをもとに、①被告人に殺意があったか否か、②正当防衛が成立するか否かについて、それぞれ議論をしていただきました。

最初はおそるおそる発言をされていた方が多かったものの、徐々に熱気が高まっていき、終盤では、生徒さん同士で白熱した議論が行われておりました。

人生経験豊富なみなさんの議論でしたから、派遣講師が思いつかないような鋭い指摘や意見も飛び交いました。

一通り議論を終えた後、いまいち確定的な結論を導き出せなかったことをむず痒く感じたものの、それだけ裁判や判決を考えることが難しいことがわかった、論理的に考えることの難しさ、大切さを感じた等感想をおっしゃられていたのが印象的でした。

今回の模擬評議を、ただの体験にとどまらず、今後裁判員に選任された際の予行演習ととらえていただき、実際の評議に参加されることになったときに、今回のように積極的に発言をしていただければ幸いです。

詳細な実施内容・お申し込み方法などはこちらをご覧ください。
裁判員制度センターメニュー