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模擬評議の実施レポート<平成29年1月21日 玉川大学文学部人間学科>

平成29年1月21日、当センターは、町田市にある玉川大学文学部人間学科の法律学の授業に2名の講師を派遣しました。緑が美しい広大な敷地の中で幼稚園生から大学院生までが学ぶ、アカデミックでありながら大変アットホームな雰囲気の大学です。

受講生は文学や哲学等を専攻している文学部の学生の皆さんで、国会見学や裁判傍聴など多彩なカリキュラムを積極的に展開されている宮崎先生のご依頼により、2年生を中心に模擬評議を体験してもらいました。

最初に刑事裁判の手続の流れとルールを説明し、その後に殺意と正当防衛の成否が問題になる裁判劇のDVDを視聴してもらいました。視聴直後に殺人罪の成否を聞いたところ、見事に一方の回答に偏りましたが、その後グループで評議を進め、証拠との関係を考えながら丁寧に事実認定をしていくと、当初の回答に疑問を抱く方が少なからず現れました。評議後にもう一度殺人罪の成否を聞くと、意見が変わった方もだいぶおられました。このことで改めて人の意見を聞いて再考することの大切さも感じられたのではないかと思います。

また、視聴時間を含めて1時間30分の講義だったため模擬評議の時間は15分足らずとなってしまいましたが、証拠の証明力には軽重あり、証拠の見方や事実認定は実は日常的な経験に支えられたものであること、同じ証拠についても視点によって様々な評価があり得ることなど、評議における基礎的な考え方の経験から何か今後に役立つことを学んでもらえていたら、我々も大変嬉しく思います。

当センターでは小学生から社会人の方まで様々な年齢の方に模擬評議を体験していただいておりますが、比較的限られた時間枠でも争点を絞った模擬評議体験は可能です。ご要望に合わせて対応できますので、ご関心のある方はまずは当センター事務局までお問合せください。

  

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