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模擬評議の実施レポート<平成28年2月17日 板橋有徳高等学校>

平成28年2月17日、当センターは、東京都立板橋有徳高等学校に、6名の委員を派遣し、高校1年生の生徒さんに、模擬評議を体験していただきました。

今回の講義では、弟が暴れる兄の頭部を押さえていたところ兄を死なせてしまったという事件の裁判劇について、殺意があったか否か、正当防衛が成立するか否かという問題を取り上げました。

まず、学年全体で集まり、派遣講師が裁判員裁判の制度について解説し、裁判劇を見るにあたっての注目ポイントを説明した上で、DVDで裁判劇を鑑賞していただきました。

その後、各クラスに移動して、5~6名のグループに分かれて模擬評議が行われました。私が担当したクラスでは、最初なかなか意見が出ないグループもありましたが、話をしているうちに次第に白熱していきました。話し合いの結果、最初とは違う結論に至った生徒さんがたくさんいたのが印象的でした。

模擬評議を終えてから各班に結果を発表してもらったのですが、殺意の有無について、半数ずつに結論が分かれており、様々な価値観が反映されたものとなっていました。各班の発表の後、発表された意見に対し、反論等意見を求めたところ、数人の生徒さんが意見を出してくれました。もっと時間があれば、さらに踏み込んだ話ができたかなと思いました。

これからも複数の答えが考えられる問題がたくさん生じると思いますが、今回の模擬評議での議論のように、積極的に取り組んでいただければと思います。

ありがとうございました。

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