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裁判員制度センター

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模擬評議の実施レポート<平成31年2月12日 東京都立板橋有徳高等学校>

平成31年2月12日,当センターは,東京都立板橋有徳高等学校に,6名の委員を派遣し,高校1年生の生徒さんに,模擬評議を体験していただきました。
同校では,これまで何度も当センターの模擬評議を体験していただいております。

今回も酒に酔い暴れる兄を弟が押さえつけたところ兄が死んでしまったという事件の裁判劇のDVDを視聴し,殺意があったか否か,正当防衛が成立するか否かという点を評議してもらいました。

まず,1限目に学年全体で集まってもらい,派遣講師1名が,裁判や裁判員裁判制度について概括的な講義を行いました。そして,裁判劇を見るにあたっての注目ポイントについても説明した上で,2限目にDVDを鑑賞していただきました。
その後,3,4限目は,各クラスに移動して,5~6名のグループに分かれて模擬評議を行いました。

私が担当したクラスでは,どの班も最初から活発に議論を行っていました。ある班では結論自体はグループ全員で一致していましたが,結論に至るまでの理由はそれぞれ異なっており,その理由について積極的に議論をしていたことがとても印象的でした。

模擬評議を終えてから各班の結果を発表してもらいました。発表してもらった結果に対し私から反対意見を示し,この意見についてはどのように考えるのか質問すると,それに対する再反論を行う生徒さんもいて,さらに深まった議論を行うことが出来ました。

当センターでは,今回のような概括的な講義,DVD鑑賞,模擬評議,講評を全体で4時限使用するような講師派遣も行っております。司法を身近に感じていただく体験だけにとどまらず,教育活動のなかでも有意義なものとなるよう心がけておりますので,是非ご活用下さい。

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