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模擬評議の実施レポート<令和7年3月12日 三鷹中等教育学校>

【日時・場所】
・令和7年3月12日(水) 8時40分~12時00分
・三鷹中等教育学校

【対象・実施方式】
・高校1年生 4クラス 約150名
・1~2クラスに1人の弁護士という体制で法教育授業をおこないました。

【実施概要】
・題材:東京地裁刑事第201号法廷。
・自己紹介の後、基本事項及び検討する争点は殺意の有無のみである旨を説明し、DVD(50分、証人2人バージョン)鑑賞に移りました。
・鑑賞後、観賞用メモの記入部分につき、生徒を1人ずつ指名し回答してもらいました。
・答え合わせ後、6班(1班6~7人)に分かれ30分ほど議論を行い、班の代表者に殺意の有無に関する結論及び理由を発表してもらいました。
・複数の班は、被告人が、被害者が苦し気な声を出しても尚も頭を押さえ付ける行為を止めなかったと行為態様を分析し、殺意を認める根拠としていました。なお、資料②及び資料③に基づき行為態様を分析できている班と、できていない班がありました。
・別の複数の班は、被告人が、従来から被害者が暴れた際には頭を押さえ付ける行為を働いていたとして、事件当日以外の事情も指摘し殺意を否定する根拠としていました。なお、かかる事情に関し、被告人の供述及び母親の証言が一致していることを根拠とできている班はありませんでした。
・最後に、裁判員裁判においては、感覚的に判断するのではなく、根拠(証拠)に基づき判断する思考が求められるという話で締め括った後、自由に質問する時間をとりました。
・質問時間中は、裁判員裁判の件数、弁護士を志望した動機、これまで経験した一風変わった刑事事件や複雑な気持ちになった刑事事件等について質問を受けました。

20250312

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