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裁判員制度センター

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模擬評議の実施レポート<平成28年3月8日 荒川区立第四中学校>

平成28年3月8日,当センターは,荒川区立第四中学校に委員2名を派遣し,3年生の2クラスの生徒さんに裁判員裁判の模擬評議を体験していただいました。
生徒さんには,当日午前中に「東京地裁刑事第201号法廷」のDVDを見てもらっており,その際,鑑賞メモに見た内容を書き込んでもらっておりました。
模擬評議は,5,6時限目に,クラスごとに分かれて派遣された委員が講師役になって行いました。 クラスでは,班ごとに分かれて評議をしました。 殺意の有無について,まずは,法律的な「殺意」について整理し,殺意が推認できるか否かを客観的事実ごとに班ごとに検討してもらいました。 次に,正当防衛の意味や認められる要件について確認し,正当防衛が認められるか,過剰防衛となるのかなどを検討しました。
検討結果は,班ごとに実にバラバラで,クラスによっては,皆の前で発表を行い,班の皆で議論した内容を,頭を整理しその場でまとめて発表することで,大いに盛り上がりました。 また,多くの教員の先生方が模擬評議をしている3年生のクラスに,顔を出してくれて,質問もしてくださいました。 今後,自分が裁判員に選ばれるか,生徒さんも教員の皆さんも他人事ではありませんので,模擬評議による体験は,生徒さんだけでなく,教員の皆さんにとっても興味深いのだと改めて感じました。 今回は,模擬評議を通して裁判に対する関心を持ってもらうだけでなく,同じ事実でも人によっては見方が違い,結果が異なってくるということを実体験することにより,今後,生徒さんが生きていく上で,人と異なる考えに当たったとき,それでも良いのだと考え,自分の意見を聞いてもらい,協力し合って結論を出していく・・・そのような経験も積めたのではないかと思います。 今回の派遣は,東京弁護士会の法教育に関するプログラム紹介のパンフレットをご覧になった社会科の先生からの依頼によるものです。 講義の時間や内容についてはご要望に応じて柔軟に対応できますので,ご関心がある方は,当センターまでお問い合わせいただければと思います。

  
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