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模擬評議の実施レポート<平成26年10月29日 東京都立両国高等学校附属中学校>

平成26年10月29日、当センターは、JR錦糸町駅の近くにある両国高校附属中学校の中学
3年生の3クラスへ各3名ずつ計9名の委員を派遣し、模擬評議を実施しました。
両国高校附属中学校では、小説「高瀬舟」を通じて、安楽死の問題や裁判制度の問題を考える
という内容の授業が行われており、その一環として、模擬評議が取り入れられているところ、
昨年に引き続き、当センターの派遣講師をお招きいただきました。
今回の授業では、弟が兄を死なせてしまった事件の裁判劇DVDをもとに被告人に殺意があったか
否かを議論してもらったのですが、事前にDVDを視聴してもらっていたので、授業開始後簡単な
説明の後すぐに6~7人のグループでの評議をしてもらいました。
どのグループも、進行役を手際よく選んで、すぐに被告人に殺意があったか否かについての議論を
始めてくれました。
最初は、どのように議論を進めていけばいいか戸惑われているような場面もありましたが、
派遣講師のアドバイスを受けながら、どんどん意見を出してくれ、議論が深まっていました。
中には、私が考えもしなかった意見を説得的に展開しているグループもあり、裁判員が裁判に
参加することで多様な視点を確保することの重要性を再認識させられました。
今回の評議の後、模擬裁判を行い、生徒さんが判決分を作成されるそうです。
昨年の生徒さん方が作成された判決文を見せて頂きましたが、弁護士から見てもドキッとするような
本格的なもので驚きました。今年の生徒さん方がどのような判決を下すのかとても楽しみです。
授業の最後には、弁護士業一般に関する質疑応答を行ったところ、授業中だけでなく授業後にも
多くの質問を頂き、とても嬉しく思いました。
生徒さん方の素朴な疑問は、回答しながら、これで正しいのかなと思うような難しいものもありました。
少しでも弁護士について知ってもらえたらと、
委員が日々考えていることをまとめて説明させて頂きました。
今回の授業は短時間の議論でしたが、本当にいろいろな考えが出ました。生徒さん方が、
これからも自分の意見を自信を持って発表してくれるとうれしく思います。

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