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裁判員制度センター

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模擬評議の実施レポート<平成28年10月25日 法政大学中学高等学校>

平成28年10月25日、当センターは、三鷹市所在の法政大学中学高等学校に委員2名を派遣して、高校3年生の選択授業の時間を利用して裁判員裁判の模擬評議を体験してもらいました。
同校は、自然に囲まれた立地にあり、また、現代的なデザインの素敵な校舎でした。生徒の皆さんは、明るく元気でのびのびと学校生活を送っている様子でした。

さて、授業では、最初に、裁判員制度、刑事裁判上のルール及び鑑賞するDVDの内容に関してそれぞれ説明をしました。

その上で、当センター作成の「東京地裁刑事第201号法廷」(弟が兄を死亡させた事案の模擬裁判)のDVDを鑑賞してもらい、その後、5班(各班5~6名)に分かれて、評議をしてもらいました。

今回は、評議の時間が限られていたため、正当防衛の成否は検討せず、殺意の有無のみ検討してもらいました。

重要な証拠とそうでない証拠を選別すること、証拠から認定できるあらゆる事実の中から実行行為時点のものと実行行為前後のものとを選別すること、事実をどのように評価すべきか検討すること等を念頭に置きながら議論することの難しさを実感してもらえたように思います。
最初は、おそるおそる発言する生徒さんが多かったのですが、徐々に議論が白熱していき、各班の結論発表の直前まで議論が続きました。
今回の授業をきっかけに、情報の整理や論理的思考の難しさや重要性を実感してもらえたのではないでしょうか。

なお、授業終了後には、法曹を目指したいという生徒さんから、法曹になるためにすべきこと等について多くの質問があり、私たちの回答内容を逐一メモしている姿に感動しました。
法曹に対する憧れや法曹を目指すことへの不安を持つ生徒さんに対して、現場のリアルな情報を伝えるとともに法曹の魅力を伝えることも私たちの責務であると強く感じました。

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