当センターは、下記の要領で、裁判員裁判の模擬評議プログラムを実施して参りました。

【日時（講義時間）・場所】
・平成２９年１０月２５日（１コマ５０分間）
・東京都立両国高校附属中学校

【派遣講師人数】
・３クラスでの実施、各クラスに２名

【対象・実施方式】
・中学三年生　各クラス４０名（合計１２０名）
・５、６名のグループを編成してグループ毎の模擬評議。講義時間が短時間のため、講義時間外で事前に
　裁判劇DVDを鑑賞していただき、講義時間内で、模擬評議及び各グループの発表を実施。

【実施概要】
・東京都立両国高校附属中学校の『国語』の授業に、本プログラムをご活用いただきました。国語の授業
　で、尊属殺人を題材とする小説『高瀬舟』を取り扱うにあたり、実際の裁判の体験をしたいとのお考え
　から、お申し込みをいただきました。同中学校は、都立では少数の中高一貫での教育を行っている中学
　校です。

・両国高校附属中学校は、過年度にもご依頼をいただき、ご好評をいただいておりました。再度の講義の
　機会をいただき、講師にも熱がこもりました。

・被告人に、殺意があるか否かを評議する事案について、グループ毎の模擬評議を行いました。弁護士が
　評議を監督しながら、模擬評議を進めてもらいましたが、証言や資料を基にして、大人顔負けの議論を
　していました。

・評議後に、グループ毎の発表を行いました。各グループに、結論と理由を述べて貰い、結論がちょうど
　半分に分かれました。同じ題材を見ても、意見が半分に分かれるという体験に、相互理解の難しさやそ
　の大切さを感じて頂けたのではないでしょうか。

・授業後にも、多数のご質問をいただき、後日、とりまとめて回答をさせていただきました。

【備考】
・授業時間が短時間でしたが、事前にDVDを見て頂くことで、ご対応させていただきました。当センター
　の派遣講義では、可能な限り、ご希望に沿ったプログラムをご用意させていただいておりますので、講
　師派遣をご希望の際は、お気軽にご相談ください。

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