当センターは、下記の要領で、裁判員裁判の模擬評議プログラムを実施して参りました。

【日時（講義時間）・場所】
・平成２９年２月１８日（約２時間）
・足立区立千寿本町小学校

【派遣講師人数】
・２名（クラス合同で、１部屋で実施）

【対象・実施方式】
・小学６年生　約７０名。
・６名１グループとして１２グループを編成し、刑事模擬裁判に関する裁判劇
ＤＶＤを鑑賞し、各グループでの模擬評議を経た上で、全体での討論を実施。

【実施概要】
・千寿本町小学校は、北千住駅から徒歩圏の好立地にあり、定期的に外部講師の招聘や保護者
への授業参観を実施しているなど教育熱心な学校です。当日も保護者の方が多く来校されてお
り、教育への関心の高さが窺われました。

・子どもたちには裁判員は難しいのではないか、と思われるかもしれませんが、子どもたちは大人顔負けの議論を見せてくれました。手元の資料をもとに、「この資料から○○と思える」、など、きちんと根拠を示しつつ議論をしており、とても驚かされました。また、グループ数が多くなったため、グループ毎に進行役を決めてもらい、各々で進めてもらう場面もありましたが、それぞれの意見を整理する様子も見られ、大変に感心しました。

・教育の出発点とも言える小学生から、自分の考えを言語化して他者に伝えることができる力を身につけられることは、とても有意義だと思います。本プログラムが、その一助となれば幸いです。

【備考】
・対象が小学６年生ということもあり、小学生への心理的影響なども加味し、事前に担任の先生と打ち合わせを行った上で、本プログラムの実施を決めました。

当センターでは、スライドショーを用いた講義などの他のプログラムも用意しておりますので、お悩みの際にはご相談いただければ、適宜対応させていただきます。

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