平成３０年１１月３０日，当センターは，墨田区立竪川中学校に，４名の委員を派遣し，中学２年生の生徒さんに，模擬評議を体験していただきました。

２時限を使用した模擬評議体験でしたので，クラス毎に弁護士１名ないし２名が担当し，１限目に簡単な説明とＤＶＤの鑑賞，２限目に少人数のグループに分かれての議論を行いました。
題材は，酒に酔い暴れる兄を弟が押さえつけたところ兄が死んでしまったという事件の裁判劇のＤＶＤを使用し，模擬評議では，「殺意があったか否か」を争点として議論してもらいました。

私が担当したクラスでは，クラス全体に活気があり，ＤＶＤ鑑賞が終わり，評議を始めたときから活発に議論がなされていました。また，議論をより深めるために，講師が様々な問いかけを行いましたが，いずれの問いかけにも素直に検討を行い，議論を深めてくれました。最後のグループ毎の意見発表では，それまでの議論を踏まえた発表をしてくれました。

当センターでは，今回のような模擬評議の実施が初めての学校であっても，柔軟にＤＶＤ鑑賞，模擬評議，講評の時間を調整することが可能です。司法を身近に感じていただく体験だけにとどまらず，教育活動のなかでも有意義なものとなるよう心がけておりますので，是非ご活用下さい。

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