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模擬評議の実施レポート<平成31年3月12日 世田谷区立瀬田中学校>

平成31年3月12日,当センターは,世田谷区にある区立瀬田中学校3年生の模擬評議に3名の講師を派遣しました。住宅街に位置するアットホームな学校ですが,弁護士の他にもいろいろな専門職の社会人を招き,様々な職業や社会に触れる契機を積極的に授業に取り入れておられ,毎年この時期にご依頼を頂いています。

例年同校では,酒に酔い暴れる兄を弟が押さえつけたところ兄が死んでしまったという事件の裁判劇のDVDを使用して模擬評議を実施しておりましたが,今年は趣向を変え,クラス毎に分かれ,昔話(三匹のこぶた)を題材にした刑事裁判劇動画(15分程度)を鑑賞してもらい,裁判員になったつもりで,模擬評議をしてもらいました。

題材となった「三匹のこぶた」の動画では,三男がオオカミを殺してしまったことについて,三男はオオカミをおびき出して殺したのか,それとも襲われたからやむを得ず死なせてしまったのかということが争点となっていました。「三匹のこぶた」は誰もが知っている昔話ですが,生徒の皆さんは,先入観にとらわれることなく,活発に意見を出し合い,真剣に議論を行ってくれました。

また,題材の動画も15分程度と比較的短時間だったこともあり,議論や発表にしっかりと時間をとることができたことも良かったようです。

当センターにおける模擬評議は,今回のような授業のカリキュラム上あまり時間を割くことが出来ない場合であっても,題材を変えるなどして柔軟に調整することが可能です。司法を身近に感じていただく体験だけにとどまらず,教育活動のなかでも有意義なものとなるよう心がけておりますので,是非ご活用下さい。

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