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模擬評議の実施レポート<令和2年1月18日 西東京市立保谷第一小学校>

令和2年1月18日、当センターは、西東京市立保谷第一小学校に講師を派遣し、6年生の2クラスで模擬裁判を実施しました。
今回は、昔話の三匹の子ぶたの話を題材にした裁判劇を鑑賞し、その裁判の中で問題となった点について評議をしてもらいました。問題となった点は、子ぶたの三男がオオカミを殺したという殺人事件について、正当防衛が成立し無罪になるのかという点です。
私の担当したクラスでは、評議の最初に、「自分の意見を話すことよりも人の意見を聞くことが大切」と説明しましたが、各グループでの話し合いの際も、裁判劇で出てきた事情やグループメンバーの話を踏まえて、議論を進めてくれました。また、裁判劇の中で弁護人や検察官が主張していた事情以外の事情についても、独自に理屈を考えて有罪・無罪それぞれの結論に結び付けているのが印象的でした。
グループ評議後の発表でも、各グループが積極的に発言してくれて、最後は、反論合戦の様相を呈しました。その際も、発言者が各々勝手に発言するのではなく、挙手をして、指名されてから発言してくれていましたし、その発言の内容も自分より先に話した人の意見を踏まえてなされていました。「自分の意見を話すことよりも人の意見を聞くことが大切」という最初の説明をよく理解して実践してもらい、うれしく思いました。
授業が終了した後も、「僕は弁護士になろうと思っています。」、「先生は裁判出るんですか。最近はいつ出ましたか?」、「その裁判は勝ちましたか?」と次々と質問をしてくれました。弁護士の仕事に興味をもっていただけた様子だったのも大変うれしかったです。

【備考】
当センターの派遣講義では、今回のプログラム以外にも様々な素材を用意しており、可能な限り、ご希望に沿ったプログラムを実施させていただいておりますので、講師派遣をご希望の際は、お気軽にご相談ください。

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