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模擬評議の実施レポート<平成27年3月5日 港区立青山中学校>

平成27年3月5日(木)、青山一丁目駅の近くにある港区立青山中学校に、4名の委員を派遣しました。同校は、青山という都心に位置するため、一学年60名の二クラスと生徒さんの人数が少ないとのことでした。しかし、一人一人の生徒さんは、廊下ですれ違う際も大きな声であいさつしてくれるなど非常に元気で活発な印象でした。

今回は、中学三年生の皆さんに、弟が、酒に酔い暴れる兄を押さえ付けたところ、兄が死んでしまったという事件について、模擬評議をしていただきました。まず、派遣講師から、裁判のルール、本件の争点、争点についての考え方などを簡単に説明してから、DVDを鑑賞してもらい、その後10グループに分かれて評議をしてもらいました。

生徒さんが中学三年生の方で、受験も終わった時期でしたので、集中してもらえるかなと不安もありましたが、皆さん自分の意見をきちんと発言されていました。

議論の結果を最後に発表していただいたところ、9グループが殺意ありとの結論でした。派遣講師が個別にグループを見て回っていた際、殺意なしとの意見にも説得的なものが多数あったので、議論の時間をもう少し長くとっていれば殺意なしとの結論ももっと増えたのではないかと思いました。

最後に質問コーナーを予定していたのですが、予定より模擬評議が長引いてしまったので「何かあれば」というかたちで質問を募りました。そうしたところ、授業時間が終わっていたにも関わらず、多くの生徒さんがためらいなく質問をしてくださったので、本当に活発だと感じました。

今回は、短い時間の話し合いでしたが、これから皆さんがその活発さを活かして、もっと多くの人と交流を持ち活躍されることを期待しています。

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