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模擬評議の実施レポート<平成28年2月13日 荒川区立第五中学校>

平成28年2月13日(土)、当センターは、荒川区立第五中学校3年生向け「弁護士出前授業」に講師派遣を行いました。同校は今年で創立69年を迎える伝統校で、数多くの卒業生を輩出してきた学校です。この日は、1・2年生を対象とし、様々な業種の方を講師としてお招きし仕事の経験を語ってもらう「校内ハローワーク」という企画も行われており、キャリア教育にとても力を入れている印象を受けました。

さて、模擬評議では、昨年と同様、今年も講師2名を派遣し中学校3年生2クラスを担当しました。議論してもらったのは、酔っ払い暴れる兄の頭を弟が布団に押さえつけ死なせてしまった事件です。生徒の皆さんには、裁判のDVDを鑑賞してもらい、5、6名のグループで議論をしてもらいました。議論してもらったのは、①殺意の有無、②正当防衛の成否、③量刑の3つのポイントです。

生徒の皆さんは、とても熱心に議論をしていました。とくに、結論を述べるだけではなくて、きちんと理由を述べることができていたのが印象的でした。理由付けは、大きく分けて、結論を支持する理由と、反対の理由に対する再反論の2つに分けられます。前者は皆さんよくできるのですが、今回は、後者についてもきちんと配慮して、結論を述べられていたのがとても印象的でした。

最後に、各グループに議論の結果発表をしてもらいました。無罪の結論、有罪で殺意がある、殺意はないが過剰防衛が成立するなど、様々に分かれました。量刑についても、懲役5年の実刑から執行猶予付判決まで分かれました。あらためて、事件にはいろいろな見方があると感じさせられました。

大切なのは、結論そのものではなくて、反対の立場も考えながら結論に至る道筋をきちんと説明することです。これは、裁判に限った話ではなく、将来どのような仕事についても同じです。今回の模擬評議の体験が、生徒の皆さんの将来に少しでも役立てばとても嬉しいです。


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