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模擬評議の実施レポート<令和4年3月4日 世田谷区立瀬田中学校>

世田谷区立瀬田中学校にお伺いし、模擬裁判の授業を行いました。

講師の弁護士たちも、久しぶりの授業だったので、少し緊張気味のスタートとなりましたが、生徒さんの活発な発言のおかげで、充実した授業を展開することが出来ました。

授業では、殺人事件の裁判劇を見てもらい、①殺意の有無、②正当防衛の成否という2つの論点について議論してもらいました。

各グループ積極的に話し合いがなされており、発表のタイミングでも様々な意見が出されました。生徒の皆さんの議論を聞いていると、「それは感想であって、事実ではないですよね。」等どこかで聞いたことのあるようなやりとりが聞こえてきました。YouTuberやタレントの影響もあるのか、生徒の皆さんも裁判等の社会問題について自分たちで議論してみることに興味を持ってくれているように感じました。
 
今回、一部の生徒さんは、TEAMSによるリモートでの受講でしたが、リモート受講の生徒さんからも、自主的に発言をいただきました。その際、印象的だったのは、教室で受講している生徒さんは、普段賑やかなのに、リモート受講の生徒さんが発言する際は静かにして、発言に耳を傾けるようにしていたことでした。各生徒さんがリモート受講の経験があるからか、話を聞くマナーがしっかりと形成されており、リモート授業の浸透を感じると共に、生徒の皆さんの思いやりに感心いたしました。
 
授業後、生徒さんから、「弁護士さんは難しい話を分かりやすく話すのがすごいと思った。話をするときに、どんなことを意識しているのか。」といった質問がある等、授業を通して、議論することへより関心を持っていただけたように思い、大変うれしく感じました。

生徒の皆さんには、活発に授業を盛り上げていただきました。卒業後も、それぞれの進路で活躍さることを期待しております。
 
ありがとうございました。

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